生まれ変わらなければ 彼女のために | Poetphotographer りゅういち
ニューヨーク
セントラルパークに近い日本食レストラン
仕事を終えた私は
仲間と明け方まで酒を飲んで遊んでいた
毎晩毎晩
ダウンタウンのアパート
私の帰りを待つ彼女がいた
私はアパートに戻った
微かに
安堵の表情をみせた彼女が泣きはじめる
悲しくて泣きはじめたの
うれしくて泣きはじめたの と私
どちらなのかわからないの と彼女
彼女はぼろぼろになるまで泣きくずれた
私とニューヨークで暮らしていくことは
彼女にとってもう限界だった
私はその時はじめて
生まれ変わらなければ 彼女のために
心から思った
窓から朝の光がさしはじめた

