$言葉をつむぐ☆りゅういち



神が鳴らす竹の音


赤い鳥居が並ぶ石段を
またひとつ またひとつと
くぐり抜ける

山の上の神社

竹林の空  

鳥が鳴く


誰もいない 誰もいない

風の音を聞きながら
考えず 何も考えず ひたすら歩きつづける

カーン

竹を叩く音が聞こえてくる

カーン


僕はモレスキンノートを取りだして
竹を叩く音
僕の心の深いところに響く音
と書きつけた

すると

カーン カーン カーン

竹を叩く音は
僕の心に共鳴するかのように
三回つづけてなった

誰もいない 誰もいない竹林から


神が鳴らす竹の音







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