5歳になる娘がパジャマ姿で、 僕の目の前に立っていた。朝5歳になる娘がパジャマ姿で、僕の目の前に立っていた。僕はまだ布団のぬくもりの中にいた。娘は少しびっくりしているのだろうか二重の目がいつもより大きく見える。ねえ、パパ聞いてよ。私ね、夢を見たよ。あのね、コスモスの花がたくさん咲いているところでね。おばあちゃんとね。かくれんぼして遊んだよ。娘の顔が笑顔であふれていた。僕は、娘が手に何かを持っているのに気がついた。白っぽいものだった。よく見るとそれは一輪の白いコスモスだった。娘は夢のなかでお祖母ちゃんにもらったのだと言う。真冬の寒い朝のことだった。