$言葉をつむぐ☆りゅういち


ゆうぐれ


あの真昼の

荒れた海はどこへいったのだろう


わたしは ふたたび

この静かな汀に立って


暮れてゆく 

海の彼方を見つめる





ゆうなぎ


この静かな波音を聞きながら

わたしは暮れてゆく

海の彼方から

こちらの岸に

近づいてくる

仄かな影を見つめる




あれは

誰の姿なのだろう




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「荒れる海の彼方より」

 唐川 富夫作
 

一片の紙切れに
書きつけた詩とボクは再会した。

20年以上も前に出会った詩と。