
「竜門」と言葉に書いたら、
僕は竜門という場所にいた
2011年の年末の事だった。
僕は年賀状に何を書くべきか考えていた。
中国の登竜門の話から
昇竜のイメージで、こんな文章を書いた。
滝を昇ろうともがき苦しむ鯉の群れ
一匹の光る鯉が
大きな水しぶきをあげ滝を駆けあがる
光る鯉は滝からゆっくりと浮遊する
空へ空へと駆けあがる
青い大きな龍へ姿をかえながら
新しい年 龍になるために滝を昇ろう
あなたの夢のために わたしの夢のために
(竜門にて)
(竜門にて)と書いた僕は2012年1月1日、
ずっと行きたかった神龍八大龍王神社にたどり着いた。
神社は熊本、菊池市の山奥にある。
鳥居をくぐり
竹林に挟まれたコンクリートの階段を
下へと降りていく。
右手に川が流れている。

小さな神社までくると
空気が明らかに変わったのがわかる。
空気がゆったりと流れる。
僕以外の何かが存在しているのを
確かに感じる。
神社の脇には川が流れている。
上流に大きなダムが見える。

僕は車でダムへと向かう。
ダムに着くと欄干に龍がいる。
龍の先には鯉がいる。

僕は、あっと声をあげた。
鯉が龍へと姿を変えるイメージで
像がつくられていることがわかったからです。
ダムの名前を見た僕は
不思議な偶然に驚かされることになる。
竜門ダム

「竜門」と言葉に書いたら、
僕は竜門という場所にいた。
単なる偶然なのでしょうか。
それとも私をこの地によびよせるために
神さまが年賀状に竜門と書かせたのでしょうか。
