$言葉をつむぐ☆りゅういち


「竜門」と言葉に書いたら、
僕は竜門という場所にいた

2011年の年末の事だった。
僕は年賀状に何を書くべきか考えていた。
中国の登竜門の話から
昇竜のイメージで、こんな文章を書いた。


滝を昇ろうともがき苦しむ鯉の群れ

一匹の光る鯉が
大きな水しぶきをあげ滝を駆けあがる

光る鯉は滝からゆっくりと浮遊する
空へ空へと駆けあがる
青い大きな龍へ姿をかえながら

新しい年 龍になるために滝を昇ろう
あなたの夢のために わたしの夢のために


(竜門にて)

(竜門にて)と書いた僕は2012年1月1日、
ずっと行きたかった神龍八大龍王神社にたどり着いた。
神社は熊本、菊池市の山奥にある。

鳥居をくぐり
竹林に挟まれたコンクリートの階段を
下へと降りていく。

右手に川が流れている。


$言葉をつむぐ☆りゅういち



小さな神社までくると
空気が明らかに変わったのがわかる。

空気がゆったりと流れる。
僕以外の何かが存在しているのを
確かに感じる。

神社の脇には川が流れている。
上流に大きなダムが見える。


$言葉をつむぐ☆りゅういち


僕は車でダムへと向かう。

ダムに着くと欄干に龍がいる。
龍の先には鯉がいる。


$言葉をつむぐ☆りゅういち


僕は、あっと声をあげた。

鯉が龍へと姿を変えるイメージで
像がつくられていることがわかったからです。

ダムの名前を見た僕は
不思議な偶然に驚かされることになる。


竜門ダム

$言葉をつむぐ☆りゅういち


「竜門」と言葉に書いたら、
僕は竜門という場所にいた。

単なる偶然なのでしょうか。

それとも私をこの地によびよせるために
神さまが年賀状に竜門と書かせたのでしょうか。





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