秋がすぐそこまで近づいている | Poetphotographer りゅういち
閃光
雷音
そして
地面をたたきつける雨
雷をこわがっていた9歳の娘
「雨 見てみようか」
僕が娘に声をかける
玄関の大きな黒いドアを開けて
娘と二人でしゃがみこむ
「パパは雨が好きなんだよ」
「わたしも雨が好き」と娘
二人は雨をみつめている
夜
雨で浄化された空に
満月がのぼり始める
「お月さん 出ているよ」
僕が娘に声をかける
玄関の大きな黒いドアを開けて
娘と二人でしゃがみこむ
月を見つめる
月は不思議な光を放っている
二人は月を見つめている
秋がすぐそこまで近づいている

