登山を始めて2年。
たくさんの最高の景色を見る事ができたけど、その中でも毎日のように、想いを巡らすのが新穂高~槍ヶ岳ルート。
登山口から頂上まで、ふとした時に脳裏に浮かんでくる。
中でも一番印象深いのがこの光景。
千丈分岐点あたりから仰ぎ見る槍ヶ岳山荘。
新穂高の登山口からここまでたどり着くのにコースタイムで7時間。僕のガチペースで3時間強くらいかな。
ここから稜線までがコースタイムで2時間30分。
あまり展望のきかない長い樹林帯を抜け、この場所にたどり着いた時には、長いトンネルを抜けた時のような爽快感を味わえる。
青空をバックにそびえ立つ山容は、言葉で表現できないほどの圧倒的存在感。
その標高差と懐の深さに挑戦心がみなぎってくる↑↑
たぶん、とりつく前に、垂直の岩壁を見上げるクライマーと同じ気持ち。
そして、心拍数、呼吸、筋肉、そのどれもが越えてはいけない一線を超えているのでは?という状態になるのがこの登り。(高山病的な要因もあるんだと思う。)
ゴールは見えているんだけど、登れど登れど近づかない。
だけど、早く稜線にたどり着きたいという気持ちと、この登りがずっと続いて欲しいという気持ちとが織りなされた、不思議な感覚にとらわれるのもこの登り。
日々のランニング、里山でのトレーニング、他の山での登山の経験。
最高の舞台で、自分の最大限の力を発揮している時間が、苦しいけれど心地良い。
クライマーズ・ハイなんて1語には収まりきらない、濃厚なひと時を味わえるのがこの登り。
稜線にたどり着くと、とても大きな達成感に浸ることができるけれど、スピードに乗っている車にブレーキをかける時のような、少し残念な感覚も同時に訪れる。
稜線から槍ヶ岳にご挨拶。そして、登りきった登山道を振り返る。
「せっかく登ったのに、もう少ししたら戻らないといけないんだよな~。」
僕の中では槍ヶ岳の頂上に立つ時よりも、稜線にたどり着いたときの方が達成感が大きいかも。
今年の槍ヶ岳登山は日帰り2回にテン泊1回。
常念岳や燕岳の頂上から、北アルプスのランドマーク的な存在としてしか見ていなかった槍ヶ岳。
夏の初めには槍ヶ岳に登ろうなんてこれっぽっちも思っていなくて、高嶺の花だと思っていたのに。
勇気を振り絞って、ダメもとで声をかけてみるっていうのも時には必要なのかも(笑)
この夏の新穂高~槍ヶ岳ルートとは運命的な出会いを果たした予感。
来シーズンは何回行けるかな~♪
まだあと半年以上もあるんだよな~(泣)
再開を果たせるその日まで、君への想いは募るばかりだよ~。


