
出産の時に子宮周辺に
大きな負担がかかった分、
産後は激しい腰痛を感じやすいものです。
腰ばかりではなく、
股関節にも痛みを感じる人もいます。
出産では赤ちゃんの通り道を確保するために、
骨盤が大きく開くので当然ですよね。
とは言っても、産後は大変な育児もありますし、
寝る時くらいは、
快適になりたいものですよね。
これと言った完璧な寝方はないのですが、
少しでも快適に寝られる寝方ならありますよ。
まずは、仰向けか横向き、
自分の快適に眠れそうな寝方を
セレクトしましょう。
実際に寝てみて、
痛みが悪化するような寝方は避けましょう。
まず、仰向けで寝る場合には、腰、膝の下に
バスタオルを巻いたものやクッションなどの
柔らかいものを置いて寝ます。
そして、足をやや高めにして、
膝を軽く曲げて寝ると快適に寝やすいです。
ただ、仰向けは基本的には骨盤の歪みに
良い寝方で、腰痛やいびきを
悪化させることがあるので注意しましょう。
それから、横向きで寝る場合には、
両足の間にバスタオルやクッションなどを挟んで、
両膝をくっつけて揃えて寝るのが良いようです。
片足だけが伸びていたり、脚を組んだりなどの
両足のバランスの悪い寝方は、
骨盤の歪み、さらには産後の腰痛を悪化させます。
この他、仰向け寝でも、横向き寝でも、
出来る範囲で寝返りを打ちましょう。
長時間同じ姿勢でいると、
特定の場所に血行を滞らせて
負担がかかります。
適度に寝返りを打つと、
負担を特定の場所から上手く逃し、
腰痛や骨盤の歪みの改善にも効果的です。
寝ている時は無意識なだけに、
知らないうちに
体の負担を大きくしていることがあります。
産後の腰痛を悪化させないためには、
楽な姿勢で寝ること、無理のない範囲で
色々な姿勢を取ることを心掛けましょう。