一流の秘書は、自分のボスに会わせるべき人、会わせないほうがいい人を的確に見分ける鑑識眼を持っている。服装や話し方、発言の妥当性、仕事ぶり……。ボスをトラブルから守るために秘書たちが蓄積してきたテクニックとは?
目の前の人が怪しいと見抜くプロのノウハウ
1)企業トップや政治家に面談を求めてきた人について事前調査をする。
2)電話の音声、服装、態度、名刺など、外見的な特徴から判断する。
□ 営業トーク風に、調子よく話す
□ いいことしか言わない
□ ホメ方がおおげさ
□ やたらとニコニコする
□ よくしゃべる
□ 自慢話が多い
□ 他社の悪口を言う
□ 損得に敏感
□ 企業トップや有力な人との親密な関係を強調する。
たとえば「おたくの社長とは古い付き合いでね」など
□ 初対面にもかかわらずため口をきく
□ 名刺の肩書がやたらとおおげさ
□ 名刺の名前が、太字で行書体など、派手な感じ
□ すぐにトップに会わせるように要求する
□ 対人距離の取り方が普通の人と違っている
(たいていは親しさを強調するために、近づこうとする)
□ 部屋への入り方が、ずかずかと無遠慮な感じ
□ 電話で早口で話す
□ 電話で話をするとき、決まり文句が多く、何か文章を読み上げている感じがある
□ 電話でも、対面でも、話に具体性が乏しい
□ 笑うとき、目が笑っていない
□ 人によって態度を変える
(たとえば、同行した部下には偉そうな態度をとり、面談相手には卑屈な態度をとる)
□ 電話で話をしているとき、相手の周囲でたくさんの人が電話をかけている声が聞こえる
(セールスの電話が多い)
□ 履いている靴が汚れている
(乱れた生活をしていると身なりが荒れる。靴が汚れている場合、かなりの確率で精神的にも追い込まれた状態にある)
秘書はトップに回される書類のほとんどに目を通している。書類の書き方や内容を見れば、書き手の職務能力はだいたいわかってしまう。一流秘書は社内の誰が仕事ができて、その人はどんな特徴を持っているのかを把握している。そして一流の秘書ほど、勘にたよって他人を評価せず、自分の観察にもとづく評価データを頭のなかにため込んでいる。
企業トップとの面談予約を申し込んだとき、その予約を秘書がいつも優先してくれるなら、あなたの能力はかなり高いと胸をはってよいだろう。
