【始】

「どうして海軍入ったの?」
「メシがウマいからだ!」

というジョークとも本音ともつかない会話が残っているのは旧帝國海軍だったか、アメリカ海軍だか、或いは別の国だか、わからないが本音の部分は万国共通だろう。あくまでイメージの話だが、

陸軍;“突撃”して一段落して、補給が追いつく前に食事になるので荒野で缶詰を食すことになる。
空軍;長い距離を飛んでゆき戻ってから食事になるのでいつもと同じもの。

というのに対して海軍は大きな船に物資ごと載せて移動して専門の調理師もいるので美味しい食事にありつける、ということらしい。

実際アメリカ海軍(以下米海軍)でも海上自衛隊(以下海自)でも「食事の質(=味)は士気に関わる」
ということで上層部も現場の兵士に「ウマいモノ食わせよう」という考えはあるらしい。


うずまき海自では艦長ないしは挺長(カンタンにいうと小さな船の一番エラい人)が出世してデカい艦(「デカいほうがエラい」という思想はすべての乗り物共通らしい)に移る時、お気に入りの調理員を連れてゆく(=調理員も同時に出世する)。

うずまきアメリカはスイーツ大好き国なので米海軍では食堂にアイスクリームマシンがあって兵士はアイスクリーム食べ放題。

うずまき『宇宙戦艦ヤマト』に出てきた
「毎日こんな美味しいもの食べているんですか?」
「いいえ、これはあなたをもてなすために特別に用意したものです」
という会話は帝國海軍に実在して、戦艦大和の乗組員(正確にはその中の士官)がいい食事をしていてそれに対する言い訳だった。

うずまき実際「戦艦 大和」では定期的に“お食事会”が行われていたらしい。軍隊の士官というのは外交官でもあるので、外国で恥をかかないようにテーブルマナー練習会の意味合いがあったとのこと。


・・・等々、『軍隊と食事“へぇ~”な話』はいくらでもあるけど
こちらもブログのおわりの部分。
「海自のホムペには料理レシピのコーナーがある」につながる。リンクをもう一度カエル艦めしカエルである。

「日本一ウマそうな職員食堂」といえるのではないだろうか?お金払えば誰でも食べられるというものではなく、なかなか食べることができない(まったくではない。たまに一般人向けに『体験会』やったり、『カレーフェスティバル』に出品したりする)のはちょっとだけ残念。
「こういうの食べたいから入隊しよう」
という若者がいてもアリだとおもう。

軍隊装備品(すなわち軍艦や作戦機、戦闘車両)もデータリンク情報共有する時代。
家庭と自衛隊がリンクしてもおかしくない。

今日はもう4月1日エイプリルフール
来年はウマいモノ食べながらコロナウィルスもジョークになっていればいいのに。


【了】