中山記念2018のデータ其の8 R
今回は中山競馬場(芝1800m)で行われる中山記念2018予想考察|過去の傾向とデータ分析
近年はドバイシリーズ・安田記念・大阪杯に向けた前哨戦として定着している中山記念。過去の結果を見れば一目瞭然である様に2014年以降はGⅠの勝ち馬がズラリと顔を揃えています。その一方で有力馬は次走に向けての叩き台の意味もあり、
今後は昨年のリアルスティール・アンビシャスなどの先先を見据えた故に馬券圏外に敗れるケースも増えて来そう。今年も明らかに叩き台で出走してくる馬が多い状況…。その辺りの取捨選択が予想の上でポイントになりそうです。
それでは中山記念2018の過去の傾向とデータ分析から予想のヒントを探して行きましょう。
【中山記念2018】予想考察
<過去の傾向とデータ分析>
過去5年の結果は下記の通りです。
着順/馬番/馬名/前走成績
【2017】
1着:①ネオリアリズム(香港マイル:9着)
2着:⑤サクラアンプルール(白富士S:2着)
3着:⑨ロゴタイプ(香港マイル:5着)
【2016】
1着:⑨ドゥラメンテ(日本ダービー:1着)
2着:⑩アンビシャス(天皇賞秋:5着)
3着:②リアルスティール(菊花賞:2着)
【2015】
1着:④ヌーヴォレコルト(エリザベス女王杯:2着)
2着:⑦ロゴタイプ(根岸S:8着)
3着:⑪ステファノス(富士S:1着)
【2014】
1着:④ジャスタウェイ(天皇賞秋:1着)
2着:⑨アルキメデス(朝日チャレンジC:1着)
3着:⑤ロゴタイプ(香港マイル:5着)
【2013】
1着:⑮ナカヤマナイト(有馬記念:7着)
2着:⑩ダイワファルコン(有馬記念:10着)
3着:⑨シルポート(阪神カップ:14着)
冒頭でも少し触れた通り、近年の中山記念は出走メンバーのレベルが非常に上がっています。以前はナカヤマナイトやダイワファルコンなどの〝中山巧者〟が揃い好走する重賞レースでしたが、近年は先のドバイ・大阪杯・安田記念などを見据えた古馬の有力勢が集結する印象。ただ、昨年のリアルスティールやアンビシャスのように実績上位の人気馬が馬券圏外に敗れた場合は、サクラアンプルールやロゴタイプのような〝中山巧者〟が相対的に着を上げて馬券に絡むケースも十分に考えられます。その辺りの見極めはシッカリと行う必要がありそうです。
次に過去のデータを含めてレース傾向の分析を…
近年は古馬の有力勢の出走が増えた影響を受けて〝休み明けで出走して来る馬〟の割合が増えています。
その点を踏まえて過去5年の前走からの間隔別データは下記の通り!
上記の表を見ても分かる通り〝休み明けの馬は好成績〟実際に10週以上~半年までの間隔ですら優秀な複勝率であり、決して休み明けの馬と言う理由だけで消すのは危険です。今年も上位人気に支持される馬の大半が休み明けでの出走だけにベタに買うしかなさそう…。
では、今回のデータ分析はこの辺りにして最後のまとめの方へ!
今回のまとめ
以前の中山記念と言えばフルゲートで大混戦のイメージでしたが、近年は有力勢が多くする影響で勝ち負けにならない馬は出走を自粛して「小頭数」になる印象。今年も登録段階で10頭と寂しい頭数ですが馬券的には印を絞ることも可能であり、シッカリと各馬の取捨選択をして少ない点数で馬券をゲットしたいです。
では、最後に穴として注目している馬をご紹介します。
⇒【マルターズアポジー】
前走は当日の外差し馬場の中で逃げの戦法とトラックバイアスとは真逆の競馬で最後は失速。過去の内容からポテンシャルの証明は十分で噛み合えばこのメンバーの中でも上位に入選する力は持っているはず。基本的に開幕週の中山は内目を通る先行馬が有利な馬場であり、積極的に前を主張する馬も少ない今回は逃げての粘り込む可能性は十分にある。