食い込みが足りない、具体的提案や展望が欲しいと思います。
可知日出男Green's中野名曲堂♪
━━━━━━━━━ 2011.6.10
http://www.taharasoichiro.com
━━━━━━━━
田原総一朗です。
今回の内閣不信任案騒動は、
まったくの茶番だった。
不信任案が否決された夜、
菅さんは記者会見を行った。
辞意を表明するものと思われていた。
だが、そうではなかった。
続投宣言だった。
菅さんは、福島第一原発の
事故処理を持ち出し、原子炉が
「冷温停止の状態になるのが一定のめどだ」
と述べた。
今年中の冷温停止は難しいと言われている。
ということは、来年までの続投宣言である。
内閣不信任決議案の採決前、
鳩山さんとの会談で、菅さんは「合意」をした。
ところが、そのあと開かれた代議士会で、
菅さんは「退陣する」と一言も口にしない。
鳩山さんは不満に思い、「合意」を強調した。
そのとき菅さんは、否定する素振りを
まったく見せなかったため、
鳩山さんはこれで辞任してくれると思い込んだ。
そして、この鳩山発言を受けて、
不信任案に賛成するとしていた議員たちが
否決に転じたのだ。
事実ならば、これは明らかに
鳩山さんに対する裏切りである。
「だました菅さんが悪いのか、
だまされた鳩山さんが悪いのか」
永田町やマスメディアは騒然となった。
翌日、参院予算委員会で、
自民党の山本一太さんが菅さんの言動について
「政治的な詐欺じゃないですか」と言い、
徹底的に追及した。
また、鳩山さんは記者団に
「約束を守らなければペテン師だ」
とまで言った。
しかし、おそらく菅さんにとっては、
こうした批判も犬の遠吠えにしか
聞こえなかったのではないか。
僕は、今回もっともダメージを受けたのは
小沢グループだと思う。
そして次にダメージを受けたのが自民党である。
自民党は、小沢グループをはじめ、
50人以上は不信任決議案に賛成すると考えた。
結果は、賛成152票、反対293票と惨敗。
そこで、いま問題は何か。
菅さんにどう辞めてもらうかである。
僕は、菅さんを辞めさせるべきは民主党だと思う。
民主党は6月中に両院議員総会を開く。
そこで「菅さんは辞めるべきだ」という議員が
過半数を超えるのは確実だ。
ただ両院議員総会では、
党の代表を辞めさせることはできても、
総理大臣を辞めさせることはできない。
もし菅さんが両院議員総会を生き延びれば
世論も変わってくるかもしれない。
東日本大震災の復旧・復興が第一だ。
そのためには、「首相を無理に代えず、
このまま続投させたほうがいいのではないか」
と世論が判断するようになることも予想される。
だから民主党にしてみれば、
何としても両院議員総会で
菅さんを辞めさせなければならない。
民主党がダメなら自民党が
参議院で菅首相の問責決議案を出してくるだろう。
参議院では野党のほうが議席数が多いから、
問責決議案は当然成立する。
しかし、問責決議案には法的拘束力がないので、
菅さんはこれを無視することができる。
もうひとつ問題がある。
菅さんを辞めさせた後、どうするかである。
谷垣さんをはじめ自民党の中心勢力は
民主党との大連立を考えている。
民主党も大連立を考えている。
期間を限定し、震災復興のための大連立を組む。
ところが、ここにきて自民党内に
大連立反対の声が出てきた。
谷垣さんの気持ちが揺れ始めている。
民主党で首相退陣を視野に入れて
舞台裏で奔走しているのが仙谷さんである。
自民党の大島さんに直接会い、
電話でも連絡を取り合っている。
民主党の幹部や亀井静香さんにも会っている。
「ポスト菅」は誰なのか。
民主党から何人かの名前があがっているが、
彼らは世代交代によって首相の座に就き、
腰を据えて手腕を発揮したいと考えている。
だが大連立は期間限定で、選挙管理内閣的な側面が強い。
さらに、大連立の場合、首相は民主党から出すのか、
自民党から出すのか。
国民の前で、これ以上の茶番劇は許されない。
可知日出男Green's中野名曲堂♪
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田原総一朗です。
今回の内閣不信任案騒動は、
まったくの茶番だった。
不信任案が否決された夜、
菅さんは記者会見を行った。
辞意を表明するものと思われていた。
だが、そうではなかった。
続投宣言だった。
菅さんは、福島第一原発の
事故処理を持ち出し、原子炉が
「冷温停止の状態になるのが一定のめどだ」
と述べた。
今年中の冷温停止は難しいと言われている。
ということは、来年までの続投宣言である。
内閣不信任決議案の採決前、
鳩山さんとの会談で、菅さんは「合意」をした。
ところが、そのあと開かれた代議士会で、
菅さんは「退陣する」と一言も口にしない。
鳩山さんは不満に思い、「合意」を強調した。
そのとき菅さんは、否定する素振りを
まったく見せなかったため、
鳩山さんはこれで辞任してくれると思い込んだ。
そして、この鳩山発言を受けて、
不信任案に賛成するとしていた議員たちが
否決に転じたのだ。
事実ならば、これは明らかに
鳩山さんに対する裏切りである。
「だました菅さんが悪いのか、
だまされた鳩山さんが悪いのか」
永田町やマスメディアは騒然となった。
翌日、参院予算委員会で、
自民党の山本一太さんが菅さんの言動について
「政治的な詐欺じゃないですか」と言い、
徹底的に追及した。
また、鳩山さんは記者団に
「約束を守らなければペテン師だ」
とまで言った。
しかし、おそらく菅さんにとっては、
こうした批判も犬の遠吠えにしか
聞こえなかったのではないか。
僕は、今回もっともダメージを受けたのは
小沢グループだと思う。
そして次にダメージを受けたのが自民党である。
自民党は、小沢グループをはじめ、
50人以上は不信任決議案に賛成すると考えた。
結果は、賛成152票、反対293票と惨敗。
そこで、いま問題は何か。
菅さんにどう辞めてもらうかである。
僕は、菅さんを辞めさせるべきは民主党だと思う。
民主党は6月中に両院議員総会を開く。
そこで「菅さんは辞めるべきだ」という議員が
過半数を超えるのは確実だ。
ただ両院議員総会では、
党の代表を辞めさせることはできても、
総理大臣を辞めさせることはできない。
もし菅さんが両院議員総会を生き延びれば
世論も変わってくるかもしれない。
東日本大震災の復旧・復興が第一だ。
そのためには、「首相を無理に代えず、
このまま続投させたほうがいいのではないか」
と世論が判断するようになることも予想される。
だから民主党にしてみれば、
何としても両院議員総会で
菅さんを辞めさせなければならない。
民主党がダメなら自民党が
参議院で菅首相の問責決議案を出してくるだろう。
参議院では野党のほうが議席数が多いから、
問責決議案は当然成立する。
しかし、問責決議案には法的拘束力がないので、
菅さんはこれを無視することができる。
もうひとつ問題がある。
菅さんを辞めさせた後、どうするかである。
谷垣さんをはじめ自民党の中心勢力は
民主党との大連立を考えている。
民主党も大連立を考えている。
期間を限定し、震災復興のための大連立を組む。
ところが、ここにきて自民党内に
大連立反対の声が出てきた。
谷垣さんの気持ちが揺れ始めている。
民主党で首相退陣を視野に入れて
舞台裏で奔走しているのが仙谷さんである。
自民党の大島さんに直接会い、
電話でも連絡を取り合っている。
民主党の幹部や亀井静香さんにも会っている。
「ポスト菅」は誰なのか。
民主党から何人かの名前があがっているが、
彼らは世代交代によって首相の座に就き、
腰を据えて手腕を発揮したいと考えている。
だが大連立は期間限定で、選挙管理内閣的な側面が強い。
さらに、大連立の場合、首相は民主党から出すのか、
自民党から出すのか。
国民の前で、これ以上の茶番劇は許されない。