[story]
高校時代から好きだった境先輩は、ゼリーとの戦いによる負傷で修繕を繰り返し変わってしまった。境の妻・初穂により実験体のゼリーが街に放出され、そのきっかけになったかのんは友を失い、避難場所でただ待っているしかなかった。
一方、別の街で暮らしていた初穂はゼリーの異変、突然の快晴に嫌な予感がしケジメをつけようと戦うのだった。


ついに最終巻ですね。帯の推薦文は菅田将暉さんでした。

話は最初から変わろうとする初穂と変わりたくないかのんが描かれ、初穂が非常事態を生み出したのだが覚悟した姿はかっこよかったです。

初穂は逃げる時に小さなゼリーを一体持ち出しており、それは浮気をする夫を許せなくても唯一修繕による心変わりを直す希望でした。
ゼリーが突如大きくなり、自分を助けてくれた人を襲ったことで希望を自ら壊さなければいけない辛さやまるで報いのように腕を奪われても戦うシーンを見てかのんに勝ち目なんてなかったと感じましたね。

カノンの元には松木平くんが避難後も気にかけてきてくれますが、境先輩への気持ちを忘れられずキツく当たってしまいます。松木平くんは可哀想でしたが、もっといい子がいるよ。

境先輩は今回の騒ぎで左遷され、巨大ゼリーが停止したこともあり裏で動いていました。境先輩は空虚な生活を送ってはいるが研究員から情報を聞き出し修繕により寝たきり状態の友人のためSLCを探っていたのでした。前から自分の会社が怪しいと思ってて、不倫の引き換えとして情報をもらっていたようですね。修繕で使う薬が抑制剤でなく促進剤だったことや上層部がゼリーを持て余し街ごと潰そうとしていたと分かりました。

一番好きだったのが、ゼリーが今度は粉塵を巻き街を終わらせる段階に来たのを食い止めようと境夫婦が協力するシーン。相手の不満をぶつけながらも、境先輩の優しさやかっこよさ、初穂の信じる気持ちが表れていました(^ ^)

ゼリーから街が救われてかのんは一人街を出てやり直し始めます。初穂も義手を付け新しい恋人と幸せそう。
しかし、かのんのまっすぐすぎる愛を描いていましたから、再び境に似た宅配業者に出会い恋が復活するわけです。諦めたかった筈なのにまた恋に落ちちゃって大変そう(>_<)宅配業者が境本人かは分からないが、ぶっきらぼうな雰囲気なので上手くいくかは微妙なところです。
義弟くんが成長して今でもかのんのことが好きでしたが、彼もいい人と会えるといいですね。