[story]
黒人のクリスは恋人のローズの実家へ挨拶をすることになった。ローズは恋人が黒人だと話しておらず、クリスは心配するがローズの両親は温かく迎え入れてくれる。
しかし、白人のローズ家に黒人の使用人、喫煙を止めさせようと催眠術を使うなど気になる点があった。
そして、知り合いが集まるパーティに招かれ、行方不明だった黒人のアンドリューと出会うが今迄の彼とは様変わりしていたのだった・・・

[吹替cast]
クリス・ワシントン:三宅健太
ローズ・アーミテージ:小松由佳
ミッシー・アーミテージ:藤生聖子
ディーン・アーミテージ:二又一成
ジム・ハドソン:大塚芳忠
ロッド・ウィリアムス:間宮康弘
など


上映されていた時から気になっていて賞を得た時はやっぱりと嬉しかったです。レンタルが開始され見ました!操作に苦労したものの、人種差別の問題だけでなくちゃんとホラー要素もあり面白かったです。

オバマ大統領のおかげで黒人への差別が薄まってきたように見えるが、まだ表面的で根深い問題を抱えている世界。クリスは別け隔てなく優しい恋人のローズと幸せに暮らし、一度ローズの実家に挨拶をしに行こうとした。
クリスの友人・ロッドは止めるが、大丈夫だと言い向かいます。

移動中に鹿を轢いてしまった時は油断しててビックリしましたよ。のどかだったから、屋敷着くまで大丈夫かと(笑)クリスは母を交通事故で失い、その時何も知らずテレビを見ていて、気付けていたら助かっていたかもと後悔する過去があり想起させるものでした。鹿は即死でしたけどね。

ローズの母は心理療法が得意、父は外科医という設定が怪しいが、クリスに優しいんですよ。二人よりもにこやかなメイドや木を切ってる使用人の方が怖い。不自然さが出ていて、夜に怖い形相でダッシュする使用人とか怖っ!窓で自分を見つめていると思ったら勝手に携帯の充電器を抜いたりしてました。

クリスは催眠術をかけられてしまい、いよいよパーティ
シーンへ。白人ばっかりで居心地が悪いよ〜やけに褒めるし体触れてくるし嫌だわ〜
そんな中、唯一会った気がするアンドリューを見つけます。しかし、似合わない格好に歳のかけ離れた年上彼女、シャッターを浴びると怒り襲いかかってきました。

ひそかにロッドへ相談していたため、連絡が取れなくなったことでロッドが動きます。ただ、言い方も悪いのですが警察が信じず笑い者にするわけです。ホラーでは定番で警察役立たず、調べたら同じく黒人の行方不明者が多発していました。冒頭でも拉致されておりローズ家は度々拉致していたのです。

パーティは実はオークションが目的で、ビンゴに見せかけ次第にカメラが引き、額縁に入っているクリスの絵が見える描写が良かった。あのシーンを見ただけでローズ家の秘密が分かるわけです。
また、クリスも開けてはいけない階段下の箱を開け、写真を見つけるわけです。ローズが黒人を彼氏にし、家に招き入れていたと分かりつつもどこか信じられず、一緒に逃げようとするんですけどね〜

オークションで手に入れどうするかというと、永遠に生きようと黒人の頭に自分の脳を移植し支配するため!この展開は既視感があったので驚きませんでしたが、だから父の職業を外科医にしていると分かります。クリスは知恵で催眠術にかからないようにし逃げます。
ロッドもクリスを助けるためローズ家に向かってくれて、ドキドキハラハラしました。

最後はかなり悩んだらしく、未公開シーンはほぼラストのシーン。悲しい結末にするか悩んだようですが、ほんと後味悪くなくて良かった(^_^)
久しぶりに面白いホラー映画が見れて満足です❗️