【story】
平凡な大学生・緒方希和には一つだけ秘密がある。それは願いを叶える力があること。しかし、必ず代償が伴うため一人で抱えてきた。ある日、恋人の茉洋に打ち明けたことで運命の歯車が狂い始める。


帯の「僕の願いは罪深い」に惹かれ買いましたが、内容は1巻なのでありきたりです。これから希和がどう力を使っていくかによりますね。

就職活動中の希和はひとつ年上の恋人と一緒に暮らしています。茉洋はしっかりしてますが性格は少々キツイ。希和が内気、ネガティヴな性格のために二人とも読者に好かれるか微妙なところです。茉洋が恋人になったのも願った結果だったりします。
就職が上手くいくよう神頼みをする話になり意味深な言葉を言ってしまう。昔から願いが叶えば1日以内に悪いことが起き、願うことをやめたのでした。

その後少しイチャコラがあり、茉洋から自分と同じ出版会社に来ないかと誘われる。連載元がイブニングなので多少のエロは覚悟してましたが、正直あの流れではいらなかった(^_^;)仕事で大変な思いをしている茉洋を少しでも助けられたらと採用試験を受けに行く希和。でも、自分には魅力がないと思ってるので代償覚悟で願ったのでした。

この後も希和が力を使うのは茉洋のためなんですよね~茉洋は同僚がセクハラ上司・松木のせいで契約を打ち切られ、同じようにたくさんの女性を傷つけたことに憤っていた。希和の力の話を聞き、松木の願いを希和が叶え代償を松木に払わせようと持ちかけてくるんです(>_<)希和は恨みを晴らそうとする茉洋を諌めるし、茉洋がわざわざ身体をはって松木の毒牙にかかるのは嫌だと話します。
希和は優しすぎる性格でもあるし、言葉に左右されやすい面もあります。茉洋も少しは反省するのだが、人間の欲望を描く漫画らしいので嫌な性格のキャラが出てくるし茉洋をますます嫌いになってます。茉洋の願いは叶うのですが、松木の件は願いとして叶えたことになるため代償者が違います。いつもなら願った希和へ向かうのだが、今回は茉洋に代償が伴うみたい。正直、茉洋好きじゃなければ希和に代償がいかなくて良かったと思うかと。なんか人を呪わば穴二つ、因果応報って感じました。

あとがきでは原作者が結構な大人で意外でした。初めて投稿した話のネタを使ったようでベタな設定だが、2巻からどうなるかで漫画を買い続けるか決めようと思います。あと、同じように入社した女性が希和と仲良くなりましたが、不思議な雰囲気で力のことも知っているかも?敵にはならないでほしいですね~