ジャンプ➕でコミック化している携帯小説。ジャンルはホラーです。ホラーはどうしても驚く要素が多いと漫画の方が迫力あるんですよね。だが、コミックもジャンプ➕も進むのがゆっくりなので、元である小説サイトから読みました。1~4巻まで発売されています。表紙は怖い感じではないが、中身は相当なのでホラーが苦手な方は頑張って下さい。

【story】
ある日、女子高生の明日香はクラスメート・遥からカラダを探してと告げられる。
明日香の通う学校では「赤い人」という都市伝説があり、遥に声をかけられた高広、理恵、翔太、留美子、健司もカラダ探しに参加することになってしまった。
呼びに来る遥、血塗れの少女と不気味な歌に戸惑いつつ夜中の校舎でバラバラになった遥のカラダを探す日々が始まった…

主人公は明るい性格の明日香で、喧嘩っ早いが優しく勇気ある高広、大人しく幽霊が苦手な理恵、頭が良くメンバーの作戦係な翔太、ギャルな留美子、暗い健司を中心にして動きます。遥は長い黒髪で顔が不気味。そんな遥が毎日カラダ探しを頼みに来るのだが驚かす必要ないだろと思う登場の仕方なんですよ!私が明日香ならトラウマになるかも(>_<)

夜の校舎でバラバラになった遥のカラダを探すのですが血塗れの少女(通称・赤い人)は阻止しようと殺しにきます。だから明日香たちはかくれんぼと鬼ごっこと宝探しをやってる感じ。カラダ探しには特徴があり、赤い人を見てから振り返ると後ろに赤い人が現れる、放送で赤い人がどこにいるか分かる、赤い人は背中にしがみつき歌を歌い終えたらトドメをさす等。カラダ探しが終わるまで同じ日を繰り返すことに(´Д` )翌日になったら生き返るとはいえ殺される時の痛みは感じるため精神がまいってきますよ!

明日香に情報をくれるカラダ探し経験者の八代先生のおかげで最短記録を更新するのだが、八代から情報を得れたのも翔太がいたからで知的キャラは必要だなと思ったよ。最初は翔太が人を信じられず留美子らと仲違いするのだが、裏目に出てしまうことも。男のプライドもあり仲間になるためカラダを命かけて見つけるシーンが好きでした。

眼鏡知的キャラの翔太もいいのだが一作目は明日香が主役なので、幼馴染みの高広の好感度がかなり高くなる内容ではありました。後半めっちゃカッコイイです(^_^)明日香にカッコ悪いところを見せたくない気持ちもあり明日香を助けるため囮になったり、手を引いて一緒に走ったり隠れたり。ホラーなのにキュンキュンします。ただし、ホラーですから気持ちを上げてから怖さで下げる展開が多い(^_^;)高広に抱きしめられて眠れると幸せそうな明日香だったが、目を開けたら無表情の遥が抱きしめていて「カラダ探して」とか言うんですよ!漫画だと心臓に悪いです。

印象的なホラーシーンだと他にもカラダを持って赤い人から逃げる高広と翔太が屋上から垂らされているロープを持ち上にいる留美子、理恵に引き上げて貰おうとしたら引き上げてたのは他の霊に取り憑かれた健司だったとか。ロープを凄い力で引き上げられ降りることもできず上に行ったら握り潰されるというピンチに陥ってたのだが、最後は健司が手を離し真っ逆さまに落ちるという・・・赤い人から走って逃げ切れる高広ですらどうにもできず、翔太はトラウマになりましたからね。

八代先生の部屋一面に貼られた赤い人の調査結果を明日香らが見るシーンでは記事に載ってる少女が出てくる幻覚を見るのだが、漫画だと怖すぎ💦
謎を残しつつもカラダが後一つまでに来た時全員で協力してカラダを納める棺に持っていくシーンが良かった(^_^)ラストらしい展開だとハラハラしてたが、カラダを集め終わった後の話が切ない。

結構ネタバレしないようにと思ってるんですけどね。最後は遥の代わりに明日香が次のカラダ探しを頼む人になり高広の告白に応えられず別れるシーンが辛かった。きっと漫画では綺麗な描写になっていると思います。

さて、これは全4作(+小話1つ)で主人公が変わっていきます。今三作目を読んでる最中なので気が向いたら感想書きます。女子では次第に行動力が発揮された明日香が一番好きですけど、男子は主人公の恋人になる人がカッコよすぎて決めにくい。でも、高広は3作まで読んでもかっこいいね。声をつけるなら小野友樹さん、小野大輔さん、佐藤拓也さんあたりかな。