こんな富士山が見える屋上露天風呂に入ってきました。機会がありましたら。

 

フランス人に日本語を教えます。

2時間目

時制

英語などで日本人にとって面倒なのが時制。

直接話法を間接話法に直すときなどが顕著。

She said, "I am watching TV now".

She said that she was watching TV then.

 

日本語はそんな面倒な転換は不要です。

彼女は「私はテレビを見ている。」と言った。

彼女はテレビを見ていると言ってたよ。見ていたも可

 

桐島は言った。「俺、部活やめたわ。」

桐島、部活やめたってよ。

 

さらに未来になると

She said, "I will buy a new one."

She said that she would buy a new one.

 

彼女は「私は新しいのを買う。」と言った。

彼女は新しいのを買うと言ってました。

日本語では未来をことさら強調するのでなければ、現在形で代用します。

 

ということで、

日本語では、転換なしで、ほぼ現在と過去だけでいけます。

 

これはフランス語の接続法(Subjonctif)の時制に似ています。

主節(彼女が言っていた)と従節(私はテレビを見ている)が同じ時間なら

主節が過去でも従節は現在形

主節よりも前のことを言うなら従節は過去形でという具合に

現在と過去しか使わないので、フランス人には、そのこと、

日本語の時制は接続法と同じように考えればいい 

 と教えればわかりやすいのではないか。

 

日本語が難しいという既成概念を取り去ってやることが大事です。

 

(つづく)