『バタフライ・エフェクト』
「ある場所で蝶が羽ばたくと、その結果、地球の反対側で竜巻が起こりうる。」
――カオス理論
僕の身の回りでは、かなり前評判の高かったこの作品。
期待しすぎたのか??
個人的には、「ふ~ん。ま、面白いけどなぁ・・・。」ぐらいのものだった。
内容はそのタイトルにある通りに
時を遡り、過去の一部を変えられる能力を身につけた青年が、
あまりに切なく不幸な現実を変えるべく、何度も時の流れを塗り替えるが
その結果、次々と主人公の思いもつかない新しい現実が彼を襲う。
というような
非常に後ろ向きなストーリー。
だいたい、
自分勝手やん!!
皆つらい過去、恥ずかしい思い出と戦いながら生きてるのに
お前だけそんな能力を得て、自分の望むようにやり直していいんか!!
そして、
自己満足やん!!
大体、最初のいじくってない歴史の時点でも
彼女の言うように
「本当に好きなら、迎えにきたらよかったじゃない。」じゃない!!
ただ、自分が本当に過去を遡れるか、失った記憶を取り戻せるかを確かめたかっただけで
おそろしくデリカシーもなく、心の古傷をえぐっておいて、自殺に追い込んで
「切ないハッピーエンド、始まる」・・・はないやろ。
知らんがな。
同じタイム・パラドックスを主題に扱った作品である
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズと異なり、
その描き方、内容が重く、ディープであっただけに
歴史を変えることで自分の身の回りの人たち(=主要な登場人物たち)は
それなりに一番のハッピーエンドになったかもしれないが
他の人たちは??そのせいで愛する人と付き合えなくなったり、
誰かが成功を掴めなくなったりしてんちゃうの?などと
考え出すと、素直に幸せな結末を喜ぶ事は出来ない。
僕もなんだかんだで、そりゃあそんな能力があれば、
小5ぐらいに戻って、突然、父親に
「お父さん、僕、サッカーがしたいんだ!!」
と言い出してプロサッカー選手への道を目指していたいような気もするが、
(サッカー愛に目覚めたのが高校途中だから)
でも、そうなるとそうなるとで
今ほど知識も豊富でないだろうし、頭も良くないだろうし
スポーツ推薦でそこそこのサッカー名門校の高校・大学ぐらいまでは
頑張ったらなれたとしても、ケガとかしたり、プロへの壁にぶつかったりしたら
「あ~、これからの人生どーしよう??」ってなっても嫌だし、
(この映画の主人公は、きっとここでもう一度過去に遡るようなやつ)
なにより、今の人間関係(親友、家族、愛弟子etc....)
がなくなってしまうので、やっぱヤダ!!!
とはいえ、映画を観ながらは
精一杯、「あー、俺も過去変えられたらこうするなー。」とか
「おー、俺ももう一度あの頃に戻れたらああ言うなぁー。」とか
いろいろと夢想して、
現実に帰った時に(鼻血出してたらイヤヨ)
“前向きに明日を、未来を生きていきましょう!!!”
では、また次回。
