先日は久しぶりに六本木のSOUND CITYでお仕事でした。

今回は某アーティストのguitar rec2曲。
共にアコースティック&エレクトリックと盛りだくさんでした。

ギタリストは同じ北海道出身の黒田 晃年氏。
micはAKG414とshure57を仕様。
メインは57でコーンど真ん中を狙い、
ジャキ!っとしたハイを中心に収録。
太い成分を414で捉えて57に足して行くイメージでした。
ampはtwo rock。
濃密な再生能力!
midからlowにかけての分厚さがハンパ無いです。
でも全然こもらないんですよね。
素晴らしい!
ギターは67年製のes335と70年代のストラトを使用。
どちらも素晴らしい音でしたが、
特に335のエアー感とtwo rockの再生能力が合わさった
空気感、臨場感が素晴らしかった。
335でガッツリと歪ませてパワーコードも録りましたが、
分厚い肉厚なドライブサウンドでした。
ただ、two rockのパワーに対して、
センターブロックが途中で空いている時代の335なので
feedbackしやすいっていうw
その分、エアー感が素晴らしいので
そこをうまくコントロールするのがプロってもんです。
70年代ラージヘッドのストラトはメイプル指板で
ボディはシルバーに
リフィニッシュされた物かな?
この年代によくあるバリンバリンの細さは一切無い、
木の音を感じさせる良い音のストラトでした。
基本固めな仕様のこのストラトとtwo rockの分厚いローミッドが
うまくハマっている印象でしたね。
黒田さん、以前はmatchlessをrecで
よく使っていたのですが、
最近はtwo rockが多いようで、
話を聞いてみたところ
matchlessはliveでよく使っているとの事。
確かチーフテンの10x4コンボだったと思うんだけど、
matchlessのパキッとする感じが有りながら
10x4の甘さ、広がりもある
これまたtwo rockに負けない
すばらしい音のアンプだったと記憶しています。
こちらの音をチェックしたい方は
最近は投げ銭方式live等も行っているとの事ですので、
現場でプロのmatchlessサウンドを
確かめてみてください。

アコギ用micもAKG414&shure57。
もうバラされている途中で写真を撮ったので
57が無いですがw
同じポイントで狙ってました。
基本414で上から下までの帯域を押さえて
メインで使うのですが、
オケに混ざるとレンジが広い為に
音が散ってしまってコード感が取り辛い事が
あるので、
中域、音程感の補強で57の音を混ぜたりします。
POPSにおけるアコギ(スティール)の役割って
楽曲によっては変わる事が多いと思うので、
ミックスの時にある程度どの方向でも
対処出来るようにしておきたいなと。
ピアノ、エレピが中心となってコードを支える場合や
コード楽器が多く厚みのあるアレンジの場合は
アコギはシャリシャリ成分中心で
コード感よりも煌びやかさの演出担当になったりも
します。
ドラムの金物系に近い役割とでも言いましょうか。
逆に言うと、
分厚いアレンジの中でもっとアコギの実音感が欲しい時に
57で録音したチャンネルのフェーダーを上げて行くと
オケの中で聴こえてくるようになります。
ただし、複数のmicを使うと
どうしても位相の問題が出て来るので
扱いは難しくなりますけど。
brauner vm-1というmicがある時は
1本で録っちゃうことも多いかな。
そういえば
昔はかなりオンマイクなセッティングで
アコギを録っていたのですが、
最近はprotoolsの解像度が飛躍的に上がってきたので、
だんだんmicを離して録るようになってきました。
micの距離感が作品に反映されやすく感じるようになったので
前後の位置関係で各楽器に変化を付けて
セパレーションと奥行きで聴かせられると良いなと。
これは最終的な音圧とも関係がありまして
どんどん音圧が上がってきている昨今、
つまりはリミッターが激しいので
どの楽器も全部前に張り付くという
着地に成りがちなんですよね。
なので、
ミックスの段階までは
なるべく前後の距離感は
保っておきたいと努力しているわけですw
あれ、
何の話でしたっけ?
あ、そうそう、
SOUND CITYで黒田さんのギターを録ったよ、
っていう話でした。