vo録り時のコンプについて。 | 遠藤淳也のレコーディング日記

遠藤淳也のレコーディング日記

仕事の様子を中心に日常の出来事等をお届け。

最近、忙しくてなかなかblog書く時間がないのですが


1日空いたのですかさず何か書いてみようかと。


先日、vo録りの仕事での話を。


今回、MICは

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NEUMANN M149をセレクト。


現行のNEUMANNでは最上級クラスのMICで


現代的なハイ上がりなサウンドです。


コンプは定番の

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UREI1176。今回の設定は

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こんな感じ。


レシオはいつもなら4:1が多いんだけど、


ちょっと音量的に不安定で歌い辛そうだったので


今回は8:1で収録。ダイナミクスはもちろん、


音のレンジもガン!と狭くなってしまうんだけど


それが結果的には


ミッドに音が集まることで


ヘッドホンの中でピッチも取り易くなるんだと思います。


状況によってはアリだと思ってます。


MIX時にVOのレンジをまた上下に広げていく


アプローチです。


まぁ自分でMIXするからこの録り方でも良い、


ということもあるが。


本来は


かけ録り用アナログコンプはうっすらと


自然にかけるのが良いと思います。
(音楽にもよるけど)

で、


モニター上でプラグインを使って


さらに整えてあげるっていうのが


今時の感じ。


ただですね、


これって確かに歌い易いというか


声量バラバラでも


そこそこうまく聴こえるわけなんですよ。


で、当然あまりSTUDIOでの録音作業に


慣れていない、例えば新人さん等に使うと


有効だったりするわけですが、


こちらでしっかり制御してばかりいると


いつまでたっても巧くならないw


その辺も考えて


エンジニアさんはほどほどにしましょうw


逆にコンプかけてばっかじゃなくて


教えてあげることも大事。


オケ中での声量のコントロールに


意識的な人はやっぱり巧くなりますよ。


歌を志す人は


リズム、音程に加えて声量のコントロールも


考えて練習すると良いですよ。


逆に、


巧い人の場合は


しっかりコンプレッションされた音を


モニターしながら


かかり方を計算して歌う人もいます。


例えばTSUYOSHI。達人です。


また、


HIPHOPやROCKとかは


ガッツリかけて盛り上がり重視も


アリです。


RAPなんかは


固めの音のMICで(SONY800Gとか)


コンプの設定は


アタック遅め&リリース早めで深くかけて


ブレスがガンガン持ち上がるようにすると


勢いが出ることもあります。


そんなこともあって


状況によって使い分けが大事だ、っていう


話がしたかったんですよ。長かったね。