蟹座と「真実の本」 | 詭弁書蔵 三ツ目亭

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とんでも占星術やら隠謀論やらオカルト等
真理探求に終わりはないようですな。

 

お待たせしました蟹座さん

 

今回は蟹座のお話です。

 

 

蟹座はとても家族思いの怖がり屋さん

甘えん坊で可愛いもの好き

THE女子タイプ

 

といった印象が強い星座ですね。

 

蟹座を理解する上で

こちらの記事を前もって準備させて頂きました。

 

『心理を知る前に』

 

こちらでは

感情=本能が満足しているかどうかの反応と説明させて頂きました。

 

 

そうなんです。

 

人間の意識をメインテーマにこのブログを書いておりますが

 

 

意識=思考

 

こう定義づけさせて頂いております。

 

その思考の元となるのが感情。

 

本能から感情へ

感情から思考へ

 

そのプロセスの最初の段階を蟹座と獅子座にて作り上げるんです。

 

という事で

蟹座を知るためにはまず「感情」を知る必要があるんですね。

 

そして人は常に「正の感情・負の感情」のどちらかに位置取りをしている事も含め

獅子座と蟹座がリンクしている事を次回の獅子座とあわせて説明出来たらなと思います。

 

上記リンク先の記事で少し「魔の2歳期」に触れていますが

この時期に起きている現象というのは

 

「思考」をトレーニングしている最中なんですよね。

 

 

 

人は何故「思考」するのか

 

それは「未知」に対する防衛なんです。

 

動物の感情は「恐怖」「興奮」の二つから作られます。

 

この二つのバランスの傾きにより様々な感情が生まれます。

 

幼児のイヤイヤ期

思考

蟹座

 

何故結びつくのかというお話から始めますが

 

あなたが記憶喪失になったとイメージしてください。

 

物心がつく、というのはある種「意識の目覚め」と言い換えることも出来ます。

 

最近の記憶研究の話では3歳以前の記憶というものは誰ひとり持っていないと言われています。

仮にその記憶を有していると語る人が居るとするのならば、それは周りの環境や後々聞かされた家族からの話をもとに3歳時期以降にボンヤリと推測し「創造」しているそうです。しかし時系列の記憶というのは曖昧でその記憶がいつ記憶された記録なのか忘れている為に本人は3歳より前に記憶していた「外的状況=事実」だと勘違いしているそうです。

 

つまり、今感じている現実以前の記憶がまるでないのです。

 

あるのはただただ未知の世界

 

よくドラマや漫画等で描写される部分的な記憶喪失ではない記憶の喪失です。

記憶を喪失したことすらわからない記憶の喪失。

 

 

何一つわからないのです。

 

名前はもちろん、物の使い方や周りの人物

 

言葉の使い方、意思の伝え方

 

今、自分が居る場所すらも

 

知らない。

 

 

さすがに想像しづらいので

少し、状況を軽くしてみましょう。

 

 

あなたが今まさに後頭部を殴られ誘拐されたとします。

 

目を覚ましたらレモン色の空をしたピンク色の草原に寝そべっていました。

 

黒くて大きな柵のおかげでしょうか

幸運な事に動物に体を食われる事もなく目覚める事が出来たのですが、

 

なんだっけ・・・?

と思いながら思い出そうとしますけど

 

名前も忘れ、場所も時間も

 

何ひとつ自分の記憶と現在が結びつく糸口がわからない状況だと気がつきます。

 

そこに何やら知らない人が現れました。

 

この人に聞けば何かわかるかもしれない

 

「あの・・・。」

あなたは声をかけました

 

するとその人は

 

「アージェルティカ!ナハマヨクラテジョウケニソコナマト!ソコパ!」

 

何を言っているのかわかりません。

 

解決の糸口を絶たれたあなたは固まってしまいました。

 

 

さぁどうしましょう。

 

という状況

 

 

 

この状況、相当怖いと思うんですよ。

 

 

今一度言わせてもらいますと

 

幼児の感じる、我々の慣れたこの世界というのは

 

上記の例え話よりももっと厄介な状況なんですね。

 

現状の把握すら危ういのですから

時間も場所も忘れているのではなく、わからないんです。

 

思考が依存する単語すら脳内にない訳です。これは相当怖いんですよね。

 

私達がどれだけの社会常識や時代の当たり前

自分の培って来た記憶に依存しているかという事に改めて気付かされます。

 

 

 

先程のお話の「さぁどうしましょう。」

 

これが蟹座のキーワードです。

 

何もわからない状況に人は陥った時、どうするか。

 

「考える」しかないんですね。

 

しかし、考えるには材料が必要なんですね。

 

レモン色の空は晴れている状況なのか、それとも人口灯の明かりなのか

ピンク色の草原は本当に植物なのか、動物の毛の絨毯なのか

 

今やすやすと並べ立てた思考の材料となる「レモン色」だとか

「晴れている」だとか「植物」だとかいう単語の羅列

 

これらは材料を持っている我々大人だから出来る事なんですね。

 

我々の様に予備知識としての人生の経験のない幼児が考える為の材料は

 

「本能」「肉体からの信号」

 

これしか無いんですよね。

 

体の運動を脳がコントロールしているのは常識ですが

我々の思考を体が支えているという事は忘れられがちな事実です。

 

肉体と思考は常に影響しあって存在しているんです。

 

本能的にわかる事を頼りに幼児は思考をし始めます。

 

 

とりあえず現在は、

 

体が知らせてくれる痛みも

息苦しさも無いのなら

 

生きていられる状況なのだ。

 

と知る訳です。

 

 

そういう体からのシグナルをもとに

より、自分の本能が安定する場所を探す訳です。

 

それが魔のイヤイヤ期であり蟹座の行動原理なんですね。

 

とりあえず安心する為に、人はあの手この手で安心できる状況を作り上げようとします。

だから自分流で、納得が行くように物事が収まらないと「イヤ」なんです。

 

わからないという事はヤバイ」と本能的に感じるので

 

「自分がわかる自分の真実」を作ろうとしている訳です。

 

「おかあさんは安心=おかあさん以外は危険(不安)」

「小さいはかわいい=大きいは怖い」

 

このような具合に本能から作られていく自分の生存のルールを作り上げている。

 

それが親が理解出来ないような行動だとしても本人には必要な訳なんですね。

 

なのでこの時期にこそしっかり子供と向き合うことが出来れば

その子供は何をどう考えて行動するかという行動特性がわかるのではないかと思います。

 

何を安全の基準に置くか

 

というのは、結局その人の行動の土台になっていくからです。

 

 

極論、

蟹座で何をしようとしているかというと

 

生きようとしているんですね。

 

生きた心地を作る為に

生きた心地のしない状況から

生きていける環境を作ろうする訳です。

 

そして次回記事の獅子座では、そんな蟹座とペアとなって

 

生きる事を知っていく訳です。

 

 

生命というのは

 

蟹座獅子座の管轄なんですね。 

 

 

 

それでは蟹座の根本がわかった所で

詳細に蟹座の世界を見ていきましょう。

 

蟹座の感覚として代表的なカワイイというワード

 

このカワイイという単語の概念には

 

意味が多重に内包されており

ロジカルタイプの人間を混乱に陥れます。

 

厳密な定義がされないで乱用されてしまっては普遍的な尺度を取れないからなんですね。

 

併用も出来ないし応用も出来ない。

 

しかし、本人達は平然と使いこなしている。

これも蟹座で培われる能力なんですね。

 

結論からいいますと

「カワイイ=個人的肯定の表明」と定義着けます。

 

なので

キモ+カワイイ

エロ+カワイイ

カッコ+カワイイ

という様に組み合わせが生まれる訳ですけども

 

とりわけ蟹座のカワイイの範疇というのは

 

サンリオやディズニーに代表されるキャラクター、アニメのプチキャラ、小動物

すみっこぐらしやピカチュウなど

小学校低学年女子層に人気のある物が入ります。

 

要素としては

 

・丸みを帯びている

・小さい

・ふわふわしている

・淡い色あい

 

総じて害が無さそうなのが大事な要素なんですね。

 

逆に同年代男子の傾向を見てみると

大きくてギザギザしてたり角張ってたり

攻撃的な印象を得る物を好みます。

 

言ってみれば蟹座は

「自分よりも弱そうな物がカワイイ」んですね。

 

 

この傾向は双子座でも見られる物

 

他者軸の射手座が自分を「強い物に近づけていく・向かっていく」動きをするのに対し

 

双子座で行われる「主張」というのは自分と対等またはそれ以下の者に対して向けられるんですね。

 

主張をする相手が自分より強いと認識した場合、主張は出来ないんですよ。

 

「正しさ=強い力」というのは通説です。

 

 

例えば、

 

上司に面と向かって主張する部下というのは一見立場的に弱そうに見えますが

 

その主張が通ると思っているから主張するんですよね。

 

その裏付けに道理的な正しさの確信を持っているからなんです。

 

結局道理的な正しさの確信っていうのは第三者に問うた時に味方になってもらえる自信があるという事で

 

「見えない群衆=強い力」が後ろにあるからなんですよね。

 

その後ろ盾の強さの戦いが論争なんです。

 

後ろ盾とは

権威だったり

頭数だったり

常識だったり

率直に迫力だったりする訳です。

 

そうして弱い者に囲まれた時に

初めて安心するから「カワイイ」んですよね。

 

自分を害さない訳ですから。

 

そしてその「自分のわかる真実」というのが家庭や家族からもたらされる為

蟹座の重要キーワード「家族思い」となる訳です。

 

自分のわかる真実が崩壊してしまうと自分の生存すら危ぶまれる可能性が出てくる為

人見知りで怖がりな人格として現れます。

 

そして常に安心を求める為

家庭内では甘えん坊やわがままとして位置づけられてしまうんです。

 

家族思いなのに家庭内ではわがままという矛盾も実は矛盾ではなく

自分がわがままでいられる環境を作る為に家族を大事にしようとする行動だからです。

 

インド占星術的考察を交えると

射手座から8ハウス目にあたる蟹座の領域では

射手座の機能が停止します。

 

そして逆に水瓶座に入った時、蟹座の機能が停止します。

 

位置関係としては以下の通りです。

 

 

 

射手座の機能は「目的の遂行」

 

蟹座で大事にしている自分の「命」に「称号」という名前を与えられる為に奮闘する訳ですが

 

何かの為に生きるというのはイコール何かの為に死ぬ。

という事なんですね。

 

何かの為に時間を費やす、というのは刻一刻と命を削っている訳ですから。

 

目的の遂行の為にはもちろん「甘え・わがまま」は厳禁というのが常です。

 

感情という自分の真実は「目的の遂行」には失敗の種にしかならない不安要素でしかないわけですね。

 

怖くてもやる。

嫌でもやらにゃならん。

 

こういう事です。

 

そして逆に、蟹座の機能が停止する水瓶座では

「怖いものが無くなる」んですね。

 

蟹座の恐れとは結局「未知」への防衛です。

 

それはつまり「未知」と認識しなければ怖くないんですね。

 

水瓶座の領域の記事において

「道具を使う」という事を説明させて頂きましたが

 

結果を予測して因果律を引っ張り上げて行く思考をする時

予想外な事は起きなくなるんですね。

 

無論、予想外な出来事の獅子座と対向である水瓶座にとって

獅子座の管轄の「可能性」というものは常に向き合っていないといけない事象ではあるんです。

 

数多ある「可能性の結果」をリストアップしないと「予測」が成り立たないからですね。

 

感情や本能以外にも「結果」や「経験」という山羊座の用意してくれた「完成」にて自分を守る事が出来る。

 

導き出された完成という答えを使って

牡羊座・牡牛座天秤座・蠍座の領域の現実に取り組む。

 

蟹座の大事にしている感情や本能に「守られる」必要性が無くなる事で

水瓶座では蟹座の機能が停止するということです。

 

12星座の「行動原理」の記事が終わった後にまとめようと思っておりますが

それぞれの対向星座を「軸」として捉えた時にその軸のメインテーマが見えてくるようになります。

 

 

山羊座と蟹座の軸は

 

「答えの軸」です。

 

蟹座の持つ 「自分がそう感じた答え」

山羊座の持つ「実際になった結果」

 

この両極の答えを元に人間は真偽を見定めるんですねぇ。

 

というような感じで一旦蟹座の説明を終わらせましょう。

次回は獅子座の解説に向かいます。

 

駆け足になりがちな私のブログ

何かご不明な点がございましたらコメントにて質問受け付けております。

 

それではまた次回!

 

ありがとうございました。