昨日の昼間。
YちゃんとSちゃんは、秋葉原のメイド喫茶へ行ってきたそうだ。

話を聞いてみると、意外とまともな喫茶店なのだという。
メシもドリンクも、下手な喫茶店より美味かったそうだ。
あまりオタク度は高くなく、やや拍子抜けをしたのだという。
どうやら学ぶべき点がありそうな気がするので、時間を見付けて行ってみようと思う。
だが一人では流石に行きづらい。
相棒を誘うのもいいが、仕事の話になりそうだから避けたい。
だからと言って店の女の子を誘うとパワハラ感が漂いそうで少々申し訳ない。
K子は千葉の遠い所に住んでいるから気軽には呼び出せない。

どうしたものか。
このようなことに悩むくらいなら、行かなければいいのだ。
よし。行くのをやめよう。

体よく行けない理由を作っただけのようにも感じるが……
平日でお互い仕事だ。
そもそもK子には彼氏がいる。
しかしこの頃は不満しか聞かない。
彼氏と過ごす予定だというが、大丈夫なのだろうか。

誕生日おめでとう。
今度叙々苑に連れてってやるよ。
忙しい一日だった。
貸し切りパーティーだというのに相棒が風邪でダウン。
俺とバイトのYちゃん二人で店を回した。
地獄だった。

だが客が帰って静寂が戻ってきたときの、疲労困憊したバニー姿のYちゃんが可愛かった。
折れた右耳が哀愁を漂わせていた。

マスター。水割りのウイスキー抜きをください……

バーカウンターにつっぷした酒好きのウサギが氷水を所望するとは。
特別手当を付けてやらねば流石に可哀想だと思った。