ドイツ・デュッセルドルフの近くで
暮らしているJABON LABです。
Blogをご覧いただきありがとうございます☺︎
遠足気分で
今頃春休みの話ですが、
ネアンデルタール博物館へ行ってきました。
デュッセルドルフ中央駅からも
電車で約20分程度。
ネアンデルタール駅
中学生の息子と一緒に博物館へ行くのは、
なかなか良い記念になりました。
ドイツ駐在の話があった時、
デュッセルドルフには何があるのだろう？と
ガイドブックを眺めたことがありました。
コレ！と言った観光地も豪華な
クリスマスマーケットがある訳でもなく、
"ネアンデルタール博物館"だけが
飛び込んできました。
「引越したら行ってみよう」と
冗談で話していたのを急に、思い出しました。
息子は社会科の"旧石器時代"が
何故か特に好きで、
野外で石と石をぶつけて度々"石器"を
作ることもありました。
不思議な趣味ですが、見事に石器が完成。
「(中学受験の)入試で出たら良いのになぁ」
と言っていましたが、
残念ながらほぼ出ない分野。
ネアンデルタール人の
ネアンデルタール(ドイツ語でネアンデル谷)は
骨が発掘された場所から名付けられています。
ネアンデル谷の意味で博物館の周りには
自然がいっぱいで心地良い場所です。
ガイドブックから想像していたよりも
ちょっと小規模ではありますが、
博物館の外には小さいお子さんが
遊べる遊具もあります。
さすが犬が暮らしやすい国、
日によってはワンちゃんも
一緒に博物館へ行くことができます。
日本語説明は無いなぁ
春休み中の平日、なかなか混み合っていました。
貸し出し用のヘッドフォンを
展示物近くの説明用機械に繋ぐのですが、
音声は全てドイツ語。
ドイツ語の入門レベルを学び始めた
息子と私は全く聞き取りできず、
壁の説明展示を見ながら回りました。
説明はドイツ語と英語表記です。
頭蓋骨を眺めていて感じたこと
途中からは古代人の頭蓋骨レプリカが並ぶ展示
次から次へと頭蓋骨ばかりを眺めていたら、
長い年月の中で"人が生きた"証なんだと。
私も"今生きている"ただそれだけだと。
長い年月の中で考えるとほんの一瞬。
中学生からの海外赴任帯同は、
通っていた中高一貫教育上にあった
既存のレールから
どこへ向かうか？も見えにくい
別のレールへ乗り換えるような
感覚があります。
息子が幼稚園生や小学生の頃に
赴任していた台湾での学校生活は
全て中国語であっても
吸収＞難易度 であったのに対し、
今回の英語は
難易度が格段に高く達成感も
理解した感覚も掴みにくく
「自分はどこに向かっているのか？」
という壁に度々ぶつかっています。
周りは英語が堪能な同級生ばかり。
息子はそんな状況を料理に例えて
「周りはみんな最高の材料で作る
高級なフルコース料理。
自分は少ない材料で作る料理。」
英語のレベルと学習のレベル、その両方共に
現在差は格段にあると。
息子なりの感覚を頼りに、
ほんの少しずつ進んでいっています。
「このレールはどこに続いているのだろうか？」
と親子で考えることもありますが。
元教員の私の祖母は戦時中に
学生時代を過ごしたこともあり
「勉強が出来る環境にいるという事は
ありがたい事」だと
よく私にもひ孫である息子にも話してくれます。
先はどこへ続いているかは分からない。
でも後から振り返ると
きっと全て繋がっているのだと思います。
少なくとも経験値は上がっているはず。
もっともっと長い年月？何万年規模で見れば
"人が生きた"
ただ、それだけ！
地球上に生きている、皆そんなに変わらない。
なんか少し疲れたな
とか
ぼーっとしたいな
そんな時にひょいっと
ネアンデルタール博物館見学を
お勧めします。
あんまり何も無いのがいい
悩んだり考えたりすることも大事ですが
頭を空っぽにして切り替えることも大事。
何事も努力はするけど、
最終的には
まぁいいか！です。
便利なベンチ
博物館の入り口にあるこちらのベンチ
太陽光発電をしながら携帯電話充電もできて
さらにWi-Fiスポットになっています。
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