俳句と川柳はとてもよく似ていますが、これ等も性質は反対だと言えます。

俳句は自分の外の世界を詠みつつ内面を表現しますが、川柳は自分の内面を詠みつつ外の世界を表現します。

サラリーマン川柳の影響で、川柳を俳句のパロディの様に思っている人も多い様ですが、実は俳句よりも豊かな感性や表現力が必要かもしれません。


だから俺は、川柳に手を出さないんです。


俳句は“一句”短歌は“一首”と数えます。

俳句は音数で十七文字、短歌は三十一文字です。

俳句は造語や省略語等は使えませんが、短歌には使えます。

俳句は季語や切れ字が入りますが、短歌には特に必要有りません。

俳句は主観的、情緒的な表現はなるべく排除しますが、短歌は主観的、情緒的に詠みます。

俳句は目の前の一瞬を切り取る写真の様な物です。短歌は時間の経過や物事の変化を詠み込めるのでビデオに喩える事が出来ます。


俳句と短歌は派生は一緒ですが、正反対とも言える、所謂“対岸の詩型”です。
詠む題材に合わせて詠み分けられると楽しいですね。


風荒れて雨雲空を塞ぐとも春の歩みは迷はましやは