「プリズンブレイク」シーズン1を午前4時まで見ていた。
実は一回見たけれど、久々にもう一度見たくなったので。
海外ドラマの中では最高傑作だと思う。


ハラハラ、ドキドキの連続。
日本ではこんなクオリティの高いもん、作れんやろなぁ、
アメリカとの差を感じる。。。

ちなみに、どんなハナシかというと、

殺人罪で刑務所にいる兄(実は無実)を助け出すために、
わざと犯罪をおかして刑務所に入る弟(建築家)
その刑務所は弟が設計にたずさわった刑務所だったのだ。

マフィア・子供殺しのサイコパスら凶悪な囚人たちと、
大脱走を計画していく。

ストーリー、聞いただけで面白そうでしょ!


⭕悪役のティーバッグ(ロバート・ネッパー)は最高のキャラなんだけど、日本語吹き替え声優の若本規夫(わかもとのりお)さんがサイコーにはまっている❗
「人志松本のすべらない話」のナレーションの声といえばわかるでしょうか。



⭐【注意】ネタバレあり⭐

ネットでも「トップガン」の好評価がいつも目に入っていた。本当に前評判どおりの大迫力、感動の続編でしたわ。今日のニュースでは、米国でも公開初日から4日間で207億円の大ヒットだそうです。


初代トップガンは1986年公開。それから36年を経て、続編がトム・クルーズの手によって製作された。トムが映画の権利を買い取っていたそうで、トム・クルーズしかこの映画は製作できないのでしょうね。想像ですが、当初トムは続編を作らないつもりだったのでは?30年以上開いているというのは、そういうことではないのかな。トムも歳を重ねて気持ちの変化があったのかな。

さて、字幕編はDolby Atmosの音響だったので吹き替え版を回避しましたが、これが大正解。この作品は「ボヘミアンラプソディー」と同様に、映画館で観るべきですね。DVDとか動画配信サービスではその感動は伝わらないと思う。

トムの印象ですが、とても59歳とは思えぬカッコ良さ。こんな59歳おる?
さすがムービースターやね。そして、トムのサングラスはレイバンの「アビエーター」、バイクは日本Kawasaki-Ninjaそれも初代を踏襲していて嬉しいです。

ストーリーですが、前作のオマージュが散りばめられていて、作品に厚みをつけている。前作ライバルだったアイスマン(ヴァル・キルマー)は司令官という出世をしているが、トムを自宅に呼び寄せる。喉頭がんを患っていて声がよく出ない。パソコンの文字で会話をする。驚く事にヴァル・キルマーは本当に喉頭がんを患っているそうだ。
二人の会話には、二人の友情が30年以上経っても変わらず続いているのがわかり、泣けてくる。

相棒のグースを亡くしていたマーヴェリック(トム)は、その息子ルースターと教官という立場で出会うことになる。ルースターにはハングマンとライバルもいた。ルースターはある理由でトムを憎んでいる。しかし、実戦ではチームとして共にミッションを成功させねばならない。そのあたりの葛藤など人間ドラマもよく描けている。

ミッションとは、NATOの条約を無視して密かに核兵器を製造している基地を、戦闘機FA-18EFで攻撃し爆破するのだ。映画では国名は出てこないが、その地形からロシアで間違いないと思われる。
しかし、地対空ミサイルが待ち構えているし、ロシアのSu-57は米国のFA-18EFの性能をはるかに上回る第5世代戦闘機なのだ。

いやー、面白いですよ。トムは教官では終わらない。戦いに出ていきます。そう来なくては面白くないですもんねー!

続編にガッカリすることがよくありますが、初代「トップガン」を凌駕しているかもしれません。
結末では、自然と涙が溢れてきた。零れ落ちる涙をマスクをはずしてハンカチでふき取りました。興奮と感動でしばらく席が立てなかった。
もう一度、観てみたいな。いや、必ず観よう!
 
原作を読んでみないと、本当の「闇」は何なのか映画だけではわからないと思った。
だだ、長過ぎて退屈に感じられた。そう感じることが映画の評価を表している。


原作を読んだ方、執筆した作家さんに言わせれば人物像、心情の具現化ができていなくて不満の残る作品になっていると思う。
それは、李監督の脚本力が乏しいせい。監督オリジナルでない限り、脚本は脚本家に任せた方が良かったのでは....。
「怒り」の方がまだ、評価は上ですね。


広瀬すずは、監督に鍛えられて演技力つけてきたね。多部未華子の使い方がもったいない、出番が少なすぎて。

李相日監督は「フラガール」が最高傑作だったゆえ、それを超える作品はまだ作れていない。


  



第2話で真相の一部を解明されるとは、思わぬ展開。弟の優が長い棒のようなもので、渡辺の腹部を刺してしまった。


優は携帯で動画を撮っていた。しかし、脳の病気のせいで記憶が飛んてしまい、何も憶えてはいない。

脚本の奥寺佐渡子氏は、いい設定を思いついたものだ。コレは作家のいいようにハナシが作れる。辻褄合わせが必要なくなり、色んなケースに使えそうだ。

携帯を無くしたのは、父親(光石研)が動画を見て、隠していたからだ。

 


だが、まだ含みを残した第2話だ。棒が刺さった渡辺は、致命傷だったかどうかはわからない。致命傷を与えた真犯人がいたのではないか?いや、それは考えすぎか…。致命傷を与えなければならない、その動機の説明がつかない。



脚本の穴ではないか、と思うことが3つある。現実であれば証拠隠滅していないのはオカシイと視聴者に指摘される事柄だ。


①父親(光石研)は、梨央の血まみれの衣服を何故すぐに処分しなかったのか?


②さらに、優による犯行の証拠である携帯の動画を何故直ちに消去しなかったのか?


③渡辺が腹部にあてがった血がベットリついた旗を捨てずに洗濯機にかけるだろうか?


①は、すぐに処分したかったが、する間もなく、クモ膜下出血で死去することにしようという設定にした。であれば、日頃からやけに頭痛が治まらないという伏線が欲しかった。

しかし、その理屈なら②も急死ということで説明できる。


だが、①と②がオカシイという証拠に梨央のとっさの行動を見ればわかる。

梨央は、黑ビニールの中の衣服を発見しだい、焼却しているし、犯行が映った携帯動画も直ちに消去したからだ。これが普通の人間の心理ではないか。

③の旗の洗濯は、更に疑問だ。洗濯で血液がキレイに落ちると考えるだろうか?捨てるなり、燃やすのが普通の行動ではないだろうか。



脚本家は脚本に穴(辻褄が合わないこと)がないか、必死に考える。

こんな指摘をしてくる人が大嫌いに違いない(笑)


渡辺の父(酒向芳)を殺した犯人は、情報屋である弟、優ではないだろう。

それではあまりにも、ドラマに深みがない。


私が第1話で犯人は藤井(岡山天音)だと言ったが、少し揺らいでいる。

でも、変えないでおこう。

密かに共犯者がいたら、ドラマ的に面白いと考えている。

それは○○○だ!