さていきなりですが「コサキンソング・アーカイブ」でもやってみようかと。
コサキンソングとは小堺一機と関根勤の2人によるTBSラジオで2009年まで約28年間放送されていた「コサキンDEワァオ!」という番組内で紹介された有名・無名・ジャンル問わず一風変わった曲や面白い曲などの総称。今で言う「カルト歌謡」「モンド歌謡」などの走りではありますが、そんな流れをコサキンはいち早く取り入れていたんですよね。
で、何から紹介しようかと思ったけどやっぱりコレしかないかと。

リカちゃんトリオ(香山リカ・いづみ・わたる)
作詞:伊藤アキラ
作・編曲:越部信義
作・編曲:越部信義
レコード:KT-27 (1969年) テイチクレコード
CD:TECD-25518 (2005年) テイチクエンタテインメント「愛しのキャラうた伝説」に収録
CD:TECD-25518 (2005年) テイチクエンタテインメント「愛しのキャラうた伝説」に収録
入手困難度:☆(CDは現在でもアマゾン等で購入可能)
コサキン度:☆☆☆
(☆3つで満点 ※あくまで個人的な主観です)
コサキン度:☆☆☆
(☆3つで満点 ※あくまで個人的な主観です)
この曲こそがコサキンソング第1号と言われています。初期のコサキンはまだ番組そのものがカルト的・マニア的でリスナーも今で言うオタク系が多かったのも事実。なのでアニメソングが結構取り上げられており実際ささきいさおや水木一郎もこの番組で紹介されてから若者を中心に人気が再燃したのです。
それはさておきこのリカちゃんトリオという曲はもちろんあのタカラ(現タカラトミー)から発売された人形のリカちゃんのイメージソングとして1969年に発売されたわけですが、アニメタイアップ品でもなくまして女児向け商品であったため当時どれだけ売れたかどうかも分からずコサキンではじめて知った人も多いくらいのカルトソング。便利なものでここでも聴けるんで早速聴いてください
曲調はアップテンポのエレキロック調で当時席巻していたGSサウンドを少なからず意識していた模様。曲中にカラオケ部分を入れるなど一緒に歌ってもらおうと言う意図があったのでしょうがコレが逆に斬新な印象に。果たして当時どれだけの子供がうたったのでしょうか?w
コサキン的なツボとしては「わたしいづみよ!」「ぼくわたるー!」「リカちゃーん!」「さあ今度はあなたの番よ!」などの合いの手が長年にわたってよくネタとして使われましたw また間奏の「ドンドン」というバスドラの音がこの曲の微妙な空気感を物語っていますw 更にマニアな話題としてはこのバスドラの音の回数を「ドンドンドン」と3回と憶えていたリスナーも結構多かったのがCD化された時に判明しました。ちなみにこの曲は約5年ほど前に初めてCD化されたシロモノでそれ以前は結構入手困難な曲のひとつでした。(よってみんなうろ覚えだったのねw)
なおコサキンではリカちゃんものの曲としては他にも「リカちゃん音頭」や「リカちゃんのタンゴ」なども紹介していましたがソレはまた別の機会にでも。
これからもこんな感じで不定期に取り上げていきますw