この物語はフィクションであり登場する人物団体地名キャラクターは実在するものとは一切関係ありませんよ??







GJ探偵の事件簿 名古屋地下街迷宮組曲1












探偵「、、、、迷った、、、、、なんだここ」




彼の名前は良仕 事男、、、、探偵だ



普段はわりと適当に生きているのだが事件に直面したときの鋭い思考はこれまでにいくつもの難事件を解決してきている


今日は「奇異露威おっさん殺人事件」の時に出会った青年 司郎留に招待されて、愛知県の彼の地元に行こうとしているのだが




探偵「名古屋栄の地下街ってマジで迷宮なんだなー、、、、うーん、、、、ペコさんの言うとおりだった」



探偵の助手ペコさんはわりと小柄な女性で甘いものに目がない、特にドーナツは大好物なお方、普段だらしない探偵の補佐で忙しい毎日を送っているのだが、、、



ペコ「先生!!いいですか?この栄の地下街はマジもんの迷宮なんです、素人がふらふら歩いているとあっという間に迷子になるから絶対に私から離れないでくださいね!!」






探偵「とか言われていたけどあっという間にはぐれて迷子なう、、、」



探偵以外は慌しく人々が移動しているなか、ひとりぽつんと立ち尽くして迷子のおっさん、、、哀れ




探偵「どーしたものかなー、、、、喉も乾いたし、、、、それにしても流石は名古屋、喫茶店だらけだな」



地下街といえどここは名古屋、少し歩けばすぐに見つかる喫茶店


コンビニよりも喫茶店が多い土地柄だから休憩する場所には困らない





探偵「やっぱり喫茶店といえばコーヒーコーヒー伊藤珈琲だよなー」




恋華「何を言っているんですか?コーヒーといえば青い看板のキーコーヒーでしょ?」




なにやら青いコーヒーの看板に隠れてしゃがんでいるジャージ姿の女性に突っ込まれた



探偵「いやいや、名古屋に来たからには伊藤コーヒーでしょ」


恋華「いいや、コーヒーならキーコーヒーだね」





ダダダダダダダダダダダダダ!!!




ギン「恋華ーーーーーー!!恋華ーーーーーー!!どこに行ったんだー!!お兄ちゃんはここだよーーーーー!!」



恋華「やば!!」




小さくなって看板の陰に隠れるジャージ姿の女性




探偵「、、、、、、ああそういうことか!?」



隠れている恋華と目が合う探偵、、、、目線の合図でなにやら訴えかけている







そっとしといてお願い







わかったわかった








すーーーーーっ









探偵「そこの銀髪のお兄さん!!探している人はここに居るよ!!」



ギン「なんだってーーーーーー!!!」




恋華「うぎゃーーーー!!全然分かってない!!」




ギン「やっと見つけた!!さぁ帰るぞ!!」




恋華「兄ちゃん離して!!!こうしている間にも除闇の奴が!!」




ギン「いいからさっさと帰るぞ!!」



ギン「えーと貴方は、、、、」




探偵「ただの通りすがりの探偵です」



ギン「おおそうか!!探偵さんだったのか!!ありがとうございます」



探偵「いやいや、礼には及ばんが、、、、恋華さんとやら?肩に居た猿を残してまた逃げましたよ?」




ギン「あーーーーーーー!!どこに逃げたーーーー!!」



探偵「あっちの方ですよ」




ギン「かたじけない、、、、恋華ーーーーーーーー!!どこだーーーー!!」






ダダダダダダダダダダダダ







探偵「、、、まぁ、、、、、いいか、、、、とりあえずペコさんと合流しなくては」




そう言いながらポケットから取り出したガラケー




探偵「あ、ペコさん?今どこにいるの?」








次回!!GJ探偵の事件簿 無事にペコさんと合流できるのか?



お楽しみにーw