零の館へようこそ管理人のゼロ・ファルスです



昔からある言い伝え



伝承



禁忌




してはならない、おかしてはならない事などはいつまでも語り継がれいつまでもその土地に根付いているもの




ただ、今の時代はそういったものが軽んじられている場合が多い



大変に危険なことなのに、、、





それではこの人の話を聞いてください





M県にお住いのUさんからの投稿





私の住む地元にはK池というどこにでもあるような池があります



この池には小さな社があり、この社の前で「この池S池に似ている」と言ってしまうとその人が死んでしまうという言い伝えがあるのです



理由はわかりませんが子供のころからずっとそう言われていました、、、






今から5年ほど前の事



久しぶりに小学校の友達のSさんとOさんに会う事が出来ました



きっかけは忘れたのですがなぜかみんなでK池に行こうという事になりました、、、




「うわー、この辺りに来るの久しぶりだねー」


「そうだねー」



子供の頃はわりとよく来ていた場所だが大人になってからはほとんど来ることが無かった



「うーん、この池って本当に変わっていないねw」


「何が本当なのか知らないけどwそうね、、、全然変わっていないね」




ふと、池の傍らにある小さな社に目が行った



「あれ?あんなのあったっけ?」



「あったよwでもなんだか今にも壊れそう、、、、」




その小さな社は手入れをする者がいないのか朽ち果てる寸前のような状態だった





「んーーーー、、、あ、あれがご神体かな?」



白くて小さなものが朽ち果てる寸前で壊れた扉から見る事が出来た




「ねーねーここで記念写真撮ってー」



「えー!?」



「趣味悪いぞw」



「いいからいいからw」




手渡された携帯で写真をとる



次は交代して私が、、、



パシャリ




ズル、、、、、




ゾクゾク!!



なっなに、、、今の変な感じ、、、




「さて、そろそろ行こうかー、、、、ここにいても何もないしねw」



、、、、



「ん?Uどうしたの?」



勝手に、、、





ソノトキジブンノイシトハカンケイナク、、、、




「この池ってさ、、、Sふぐっ!!???」



言葉途中でOに無理やり口を塞がれた



「ちょっ!あんた今なに言おうとしたのよ!!」



「むぐーむぐー!!」



自分の意志ではない!!勝手に口が!!



「むぐーむぐー!!」



ゾロリ、、、、




ひっ!!




「O絶対にその手を離さないでね」



「わかってる!」




半ば引きずられるようにその場を離れ通りを一つ抜けたところでようやく解放された



「ぶはーーーーーーーーー、、、、死ぬかと思った、、、」



「全く!!なに言おうとしたの!!」



「だめだよーあそこであれを言ったらー」



「わかっているんだけど、、、なぜか口が勝手に、、、それになにか変な感じしなかった?」




目を合わせるSとO、、、、そういえばとさっき撮影した写メを見るとそこには、、、







二人並んでピースをしている後ろから、、、



朽ちかけた小さな社から、、、



くろい




くろくてながいものが




ずるりと自分の周りに巻き付くように伸びていた、、、












おわり












いかがでしたでしょうか?




昔から危険とされていた場所には何らかの原因となるものがあるのです





そしてそれらをないがしろにしてる今の時代




もしかしたら彼らは怒っているのかもしれません




自分たちを忘れようとしている今の時代に





なんにしてもその場に一人で行かなくて良かったですね




一人で訪れていたら、、、もしかしたら今頃、、、、








そろそろお時間のようですね、今宵はここまでに致しましょう




貴方にも素晴らしい夜が訪れますように、、、






またお会いしましょうね








この物語はフィクションであり実在する人物団体地名とは一切関係ありません、、、、という事にしておいてくださいw










今回メッセージで投稿してくださったUさんありがとうございました







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