零の館へようこそ

管理人のゼロ、ファルスです、、、この名前覚えておいてください





零、、、人とは不思議なもの

なにも無いモノに名前をつける

あたかもソレガソコにずっと以前からそこにあったかのように、

虚無にすら名前をつける

人とは不思議なものだ








さて、今回はこの人の話を聞いてもらいましょう









F県在住のMさんより




ラジオ







僕は何度目かの試験の末ついに免許を取得した


周りからはもう無理だとか、からかわれていたがそんな事はない

頑張ればなんとかなるものだ



僕は車の中古ディーラーへ行きワンボックスカーを買いに行った



そこで思わぬお買い得な車に出会った

予定の予算よりも20万円も安く状態のいい車に出会いその場で即買いした



すぐに乗れる状態でガソリンも入っている

僕は車に乗って家に帰ることにした




まだ運転は危なっかしく前を見て運転する以外余裕はない



と、突然ラジオが鳴り出す


若い女性の声だ


気持ちのいい声で軽快なトーク進んでいく


あれ?なんでラジオが鳴り出すのだろう


ただ、それを確認する余裕がない、、、

信号のタイミングがいいのかほとんど止まらずに家に到着した


その頃にはラジオも止まっていた


「ウ~ン、安かったのはこのせいか?まぁ、これくらいなら」


僕はそのことを余り気にかけず、安かったのだからと、、、

なぜか思ってしまった



1週間乗って相変わらず余裕のない運転だがラジオは相変わらず勝手に鳴り出し

彼女のトークが流れていく、目的地に近づくと勝手に止まる


最初は不思議だったが慣れれば便利なものだ


それにこのラジオ番組はすごく楽しい

彼女の名前はSと言うらしい

彼女の声に惹かれていた










その日のお昼、友人のHがきて

「よう、これがお前の車かー、いい車だなぁ

これで飯でも食いにいこうぜお前の奢りでw」

「嫌だよ、なんで奢らないといけないのさ」

「冗談だよwとにかくいこうぜ」







彼の提案でファミレスへ行くことになった


「何だよ前ばかり見て、もっと周り見ないと危ないぞ」

そう冷やしながら助手席ではしゃいでいる

と、いつものようにラジオが鳴り出す


「ん、ラジオなんていつつけたんだ」

「ああ、それなんだか勝手に鳴り出すんだ」

「安物買うからだよwどれどれなんの番組だ、、、、」














「おい、、、このラジオ、、、スイッチ入っていないぞ、、、、」


「なにを言っているのさラジオ流れているじゃん」

「本当だって、お前も確認しろよ!」

「運転中に危ないって、もうすぐ着くから」


と、、、Hが、、、、バックミラーを見て固まっている、、、、









「ふー、着いたぞ」

その瞬間弾かれたようにHは車から飛び出すと、







「お、お、お、俺はもう帰る」

「今来たところだろ、食べないのか?」

「いらない、俺はこのまま帰るから、お前は好きにしろ」

「何だよそれ、なにかあったのか?おい、、おいって!」









だがHはもうその車に乗らない方がいいと言い残し

車を見ないようにして帰って行った






仕方なく一人でお昼を食べたあと車で帰る事にした











やはりいつものようにラジオが鳴り出す



しかし今日はいつも引っかからない止まると長い信号で止まってしまった



「あいつおかしな事言ってたな~」


と、ラジオを確認すると、、、





スイッチが入ってない?




じゃあこの声は、、、



と、バックミラーを、、、






[やっと、、、気づいてくれた、、、、]




「ひっ!」




その瞬間車のアクセルが踏み込まれる


目の前は赤信号

横から車が!!








[ねえ、わたしの _______ になってよ!!あなた___なんでしょ!]

今まで心地好い声が突然狂喜の声に変わる!!







車が迫ってくる!!










「違う!僕は ____じゃない!」

そう叫んだ瞬間











ハンドルをきりガードレールに激突した













僕は奇跡的に軽傷ですんだが、車は大破

もうあれが何だったのか確かめることもできない





でも僕はもう一度あの声を聞きたいと思っている
















どうでしたか

彼女の声はどこから聞こえていたのか



声、、、いわゆる音とは空気の振動で伝わる波紋、、、音波に意味があるかのように

伝わるもの、ならばその場所で確かに空気を震わせるなにかが



いたのかも、知れません



目に見えないモノは信じないと、言う人は多いですが



あなたは空気を見たことが、音を見たことが、、、、










ここらへんにしておきましょう

人の考えることはその人にしか理解出来ないことも多いのです










これからも少しづつ不思議なお話をしていきましょう


この零の館で、、、



















ここで扱う画像はイメージであります

人物、場所、団体などすべて架空のものです











あなたがそれを信じなければ




ふふふ





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