出力(無負荷)電圧が50√2[V]であるから、コンデンサCには50√2[V]が充電されていることになる。ということはダイオードによる整流回路の出力の最大値が50√2[V]になるということ。このとき整流回路に入る交流電圧(=2次側電圧)の最大値も50√2[V]で、実効値はその1/√2だから50[V]となる。変圧器の巻数比から1次側の電圧は2次側の2倍になるので求めるViは実効値100[V]と求められる。

 

 

ちなみに重箱の隅を突くような意地悪を言えば、問題文中の「交流電圧」を狭義に捉えれば正弦波なので上の解答で正しいが、広義に捉えると三角波や矩形波も交流であり、波形が変われば最大値に対する実効値も変わるので正しい解答は存在しなくなる。まあ1アマの試験なので交流=正弦波は暗黙の了解か・・・。