今回の選挙で絶対安定多数を得た政府は、早速強気な態度を表し始めました。

来年、本格化する「原発高レベル放射性廃棄物の最終処分選定」に向けて一定の方向性を出さなければなりません。



今回出された案は、原発高レベル放射性廃棄物は僻地の国有林に埋めようとすることです。国有林であれば地主との交渉が要らないためです。

指定廃棄物とは「放射性セシウムの濃度が1kg当たり8千ベクトルを越える廃棄物」のことで、国が処理することになっています。



すでに環境省は全国の約15万2千トンの指定廃棄物を、栃木、宮城、群馬、茨城、千葉、の5県に1箇所づつ処理場を新設することを決めています。ところがいずれの県からも反対されて調査の目どがたっていません。

政府が追い込まれて国会に議案として提出すれば、自民党は分裂するでしょう。



そこで、とりあえず福島原発で出た指定廃棄物を、塩谷町の山奥にある国有林に埋めようとしたのですが、この山林は「名水百選」に選ばれていて塩谷町の水道源になっており、どちらを取るかが環境省の決断にかかっているそうです。



北海道の幌延町の指定廃棄物試験場も、原発廃棄物の処理場にする計画もあるそうですが、北海道と幌延町が原発廃棄物を残さないという確認書を国と取り交わしています。ところが、30年以上も試験が終わっていないと言われると、結局原発廃棄物の中間処理場と同じことになります。

自民党寄りの北海道知事がどう判断するのかが疑問です。