二十年ほど前ですが、私は沖縄のガマ(洞窟)を訪れたことがあります。
沖縄にはガマが沢山あり、現地の女性の避難所として、また陸軍の野戦病院として使われていました。男性は老いも若きも現地徴収として陸軍に編入させられていました。
ガマは数十メートルも進むと真っ暗になり、懐中電灯かローソクがないと進めないのです。道路がないから岩山を越えて懐中電灯を頼りに進みました。周囲には未だ人骨がそのままになっていた時代です。数百メートルくらい進むと土砂で行き止まりとなっていました。
この通路の周辺に日本軍の負傷者が横になっていたものと思われます。
映画「さとうきび畑の唄」では関西から来たさんまが、落下傘で負傷した米兵を上官から殺すように命じられて「私には人を殺したことはありませんので」と哀願するが、上官が国賊としてさんまをピストルで殺してしまうシーンがあります。米兵を殺せなければ生きる権利はないのです。
さんまの妻である黒木瞳は「30分以内にガマから出てきなさい」との日本語の呼びかけに、子供を抱いて出てきて命が助かるが、その後米軍は火炎放射器で内部を焼いてしまうのです。
日本は今まで「戦争をしない国」として世界に認められていました。ところが集団的自衛権の行使によって欧米を守っために、攻撃した国から当然攻撃されるでしょう。そうなれば戦争となることははっきりしています。国会にもかけないでこんな方針転換をして良いのでしょうか。
今、日本はその夢を捨ててよいものでしょうか。
日本の戦争放棄は世界の理想であり、世界の夢の実現にあります。憲法第9条は毎年ノーベル平和賞の候補にあげられているほどです。