日本地震前兆現象観測ネットワーク 956号 '09 1/2
①『3年振り、閏秒』
元旦の1日が、ちょっぴり、長くなった。自転の遅れに合わせて閏秒が実施された。
3年振りで1秒加えられ、1日=1440分が1440分1秒になった。
10月辺りから季節的(8ヶ月)な自転減速期に入っているが、更に天文的な減速1秒(3年)。自転減速は「地震促進」、自転加速は「地震抑圧」である。今、地震は決して抑圧されない。
次の、加速期(抑圧期)は6月~である。
②『今後12ヶ月の黒点数』
SIDC が2日に今後の予測値を発表した。 相変わらず低い予想である。
データ日 2009 01 02 (UT)
年 月(UT) 黒点数
2009年01月 07
2009年02月 07
2009年03月 08
2009年04月 09
2009年05月 10
2009年06月 12
2009年07月 13
2009年08月 14
2009年09月 15
2009年10月 16
2009年11月 17
2009年12月 19
③『最近の黒点』
12月1日~9日 0
10日 13(#1009)
11日 12
12日 14
13日~31日 0
1月1日 0
④『再掲。2012年』
又、ぞろ、先月13日から20日間も無黒点が続き、年を越した。
次期、ソーラーサイクル24にどう繋がるか ?
SSNは250位で収まるか、300を超えるか?
ソーラーウインドは1500km/secを超えるか?
はた又、ミニ、ナウマン期に戻るのか?
足踏みしている。躊躇?
深い谷から山へ登る、その道は長くなりそうだ。
ゆっくり、深く、降りたが、急いで、高く、2012年に向けて登るのは無難しくなって来た。
あきらめて、低い2012年に甘んじるのか?
⑤『Nict太陽地球環境予報』
(第1号)が2日 発令 された。
【概況】
太陽活動は静穏な状態で推移、今後も概ね静穏な状態で推移するでしょう。
太陽風は31日に500km以上のやや高速な状態まで上昇しましたが、地磁気活動は概ね静穏な状態で推移しました。
高速風は後、3~4日程度続く可能性がありますが、地磁気活動は今後も概ね静穏な状態で推移するでしょう。
⑥『原会長の挨拶』
JARLの原会長の年頭挨拶は「長年、要望していた7MHZ帯の拡大が、本年いよいよ実現します~」
その中で「太陽活動に於ける黒点の増減は11年周期と言われていますが、サイクル23に付いては最盛期から既に8年半を経過しているものの、一向に上昇の兆しが見えて来ません。1日も早く、黒点数が上向くことを切に念願しています」とも述べられていた。
⑦『アマ衛星等打ち上げ』
いよいよ今月、21日に打ち上げられる。
アマ衛星は
東大「PRSM」
香川大「STARS」
産業技術高専「KKS-1」
ソラン「かがやき」
東大阪宇宙開発協組「SOHLA-1」
アマ衛星ではないが、東北大「SPRITE-SAT」等
⑧『スプライト観測衛星』
地上から約650キロを1日約15周する予定。観測用カメラ3台を搭載し、近年発見された「スプライト」等を観測、メカや分布状況、雷との関係を調べる。同現象の真上からの観測は世界初という。
同観測衛星は、東北大が開発を進めていた大きさ50cm立方、重量約50kgの小型衛星。
スプライト現象と呼ばれる雷に伴う中層・超高層大気での発光現象、及び地球から発生しているガンマ線を観測する。先端的な科学観測ミッションを行うことを目的としている。
⑨『井戸 ラドン』
SOSのHPへ。