かなり古いバックナンバーで申し訳ありませんが通読しないと理解して貰えないと思いますので一昨年あたりから目を通して頂けると幸いです。新しいニュース的な前兆は随時お知らせします。                 地震前兆にはいろいろあります。             体感的なものから電磁的現象、天文現象、雲や気象現象等さまざまのものがあります。                   NO311   04/01/03


①埼玉.梶氏.1/29午後.片耳に比較的長い.大きな音が入った。その後23:40頃にも大きな音が両耳に入った。同時に両耳に入るのは滅多にない。関東近辺.要注意

②新潟村山氏から小刻みな火山性.地熱変動レポートが続いてあり.九州やカムチャッカでその活動が現れていた。処が.この南北の中点に位置する吾妻山(1949m)の仙台管区気象台火山観測情報第1号が出ている。 柏崎から僅か150Kmなのでこの活動を捉えていたのではなかろうか。時期的にも一致する。同情報によると1/23現在で656回の火山性地震を記録している。同山は2001年12月に625回の地震を観測したが.噴火に繋がらなかった。今回は既にその回数を越え.且つ.昨年末の大きな太陽活動の影響を受けている。不気味な動きではある。1/30夕にも同氏から電話あり地熱は9.4~9.7℃間の小刻みな往復動。更に呼応して桃の木電流(枝の電極とアース間の微少電流)も0~8μAの往復と云う事であり.吾妻山の低周波地震と連動している様だ。

③仙台渡辺氏の欅電流(枝に取り付けた電極で計る生体電位)や地電流の測定は体調思わしくないので休まれていた。今後.観測が困難なので先週.私に電話があり.測定機器を譲りたいとの事だった。熱意のある方お知らせ下さい。地電流は大地導電率(地面の電流の流れ易さ)の大きい(言いかえれば大地抵抗率の少ない)地帯でないと測定できない。地質学上.古い年代の地域程.小さく年代が新しくなる程.流れ易くなる。即ち第3紀層より第4紀層。第4紀層より石炭紀層。場所でいえば広島あたりの中国地方は先第3紀層で0.12~0.26ミリジーメンス毎メーターしかない。これに対し第4紀層の殆どの関東平野は30~40位.ちなみに.本県は.40を越え局所的には100~300の所がある。前にも書いたが.砂漠や岩に電極棒を挿入しても駄目である。砂より土.更に砂鉄や炭素の含有量が多いとこれも導電率は大きくなる。乾季より雨季。乾燥地帯より湿地帯。水分より塩分が多い方がよい。理想的な場所の渡辺さんでも雨が降らないとケヤキに水遣り(水分が多いと電流が流れ易くなる)をされていた。尚.仙台は昔.埋もれ木(細工)や亞炭を産した。雲.耳音.地熱.TVノイズ等も同様.測定場所(地質.地形.岩盤.火山帯.標高.断層.気象.電離層.地磁気等の影響を受ける)の選定は非常に重要である。 

④まじめな話.幼少の頃.P.天功さんは地球の自転する音を聞いた記憶があると云う。すごい人がいるものだ。度々.取上げた音楽専門放送のセイントギガ(衛星音楽放送、現在中止)は1/24又.スクランブルを解いてくれた。開局当時.天体の運行に基いたBGMが身体に沁み込むので気に入り聞いていた。 この日も「太陽と月が生み出す地球の音楽」を放送した。その中でマッハ10を越す太陽風(太陽から吹いて来る微粒子、プラズマ雲等、電波より速度は遅い)が地球に押寄せる感じの音樂が流れていた。静かなヒーリングのシンセサイザーで.こんなに激しい爆発.飛来音を表現出来るミュージシャンがいるのは驚きだった。ド迫力に脱帽!!.  昨年.初冬の大フレアを思い出す。地球に飛来した荷電粒子の総量は200億トン以上(「みどり」始め多数の衛星が打撃を受けた。極秘の米.露のスパイ衛星等も)を越えたのだろう。凄まじい大爆発だった。    サイクル23の2000年.大フレア(簡単に言うと太陽面の大爆発)でX線天文衛星「あすか」がダウンしたのは前に書いた通りである。          後継機の「アストロE」も軌道投入に失敗している。この時の飛来粒子量は50億トンと云う。

⑤1/17前後の関連報道は例年通り多かった。週刊誌.一般誌は言うに及ばずラジオTV迄…。今年は何故か.ホトボリが冷めても未だ続いている。防災訓練や耐震診断等の他に1/26朝スーパーモーニング「東京大地震・戦慄のXデーは…」1/28.11:20 TBC「巨大地震が迫っている」1/29.NHK「大地震.まさかに備える」本日.13:50から「巨大地震Vs人間」仙台放送(フジテレビ) があり.2/1.NHK第2放送.カルルチャー.アワー等この後も続くようだ。昨.30日夕のスーパーニュース「最初の1分間(消火)さえ…震災の知られざる秘話」で有名な今村明恒教授と関東大地震の予知.明日.放映の地震番組のPRをしていた。

⑥前号⑦関連。既報リニア等2彗星が5月に接近する。この時.地球自転は減速中で6/1頃最遅になり.かなりの減速エネルギーを放出する。 村山氏によると.6月は月の最近日と最遠日(今年最大)になるのと共に朔望日(満月や新月)が重なる。太陽はサイクル24(10年余の太陽黒点周期で後5年位で迎える黒点の多いピーク)に向かい.よもや.エネルギーの放出はあり得ないと思うが心配である。これからがサイクル23(5年位前の黒点ピーク時期)と24のボトム(太陽活動の静穏期)になる。過去の例から黒点が減少すると大きな地震が起きる。折しも.東海の一部はスロー反転し.宮城沖のアスペリテー(固着部分)が剥がれて来ている。 歴史地震の周期から=いつ.起きてもおかしくない地震=があちこちにトグロを巻いている。私は地震保険に今年.遂に加入した。耐震改造は30トンの瓦はやめて1.5トンのトタンにした。30キロの米袋を担ぐと重くてヘナヘナ.これが100袋(30トン)も屋根の負荷になっていた。