のりもの情報室 File.03

私鉄三セク各社 2019年3月ダイヤ改正 其の②

           

 

 皆様こんばんは。第2弾で私鉄各社のダイヤ改正情報をお伝えしましたが、今回は前回の記事掲載以後に発表のあった3月16日に改正を実施する私鉄・第三セクター各社の情報をご紹介いたします。

 

 

■東武鉄道 TOBU RAILWAY

 

 前回は伊勢崎線系統のダイヤ改正をご紹介した東武鉄道ですが,新たに追加で東上線系統の改正内容も発表されました。

 

10年ぶりに特急が復活する東上本線。

 

 2008年にTJライナーと快速急行に置き換えられて以来10年以上ぶりに特急の復活です。今回新設されるのは「川越特急」で,平日の午前中に池袋発小川町ゆきが2本と午後に森林公園発池袋ゆきが3本,土休日は午前中は平日同様に午後は森林公園発池袋ゆきが4本設定されます。停車駅は池袋,朝霞台,川越,川越市,坂戸,東松山と以遠各駅です。乗車券のみで乗車できます。この列車には50090系のクロスシート車が充当されます。

 

 また,運転開始以来高い乗車率を誇るTJライナーは平日に池袋17時30分発1本の増発と,土休日に21時30分発と22時発が増発され,それぞれ30分間隔の運転時間帯が拡大されます。

 

副都心線直通列車が小川町まで延長される。

 

 副都心線直通列車では,土休日ダイヤの午前中に運転される森林公園ゆき快速急行が小川町まで延長されます。これにより森林公園駅で生じていた乗り換え解消と同時に,元町・中華街駅から初めて小川町ゆきの定期列車の設定となります。

 

 このほか一部列車の時刻変更と池袋発の終電繰り下げ,越生線の時刻変更が予定されています。

 

 

■名古屋鉄道 NAGOYA RAILWAY

 

 名古屋鉄道では,空港線関係と各線区の増強が実施されます。

 

8両運転がさらに増やされるミュースカイ。

 

 空港線関係では,平日の名鉄名古屋発6時発(新鵜沼5時31分)のミュースカイが4両から8両に増強されます。土休日では,現状金山始発で運転されている朝の快速急行1本が栄生始発に変更され,名鉄名古屋駅から乗り換えなしで中部国際空港へと向かうことを可能にします。

 

 三河線では,23時台の列車を南線で1往復増発します。これによって知立発は本数増となり,返しの碧南発の最終列車は30分繰り下げられます。

 

土休日の輸送力がさらに増強される特急・快速特急。

 

 また,混雑が激しい土休日夕方の本線と犬山線の快速特急・特急は6両で運転されている列車を8両に増強し,輸送力を向上させます。 

 

 西尾線では,利用客が増え続けている南桜井駅が急行停車駅へと昇格されます。これにより,南桜井に停車するために設定されていたラッシュ時の準急は廃止となり,速達列車は急行と特急に整理されます。また,従前通過していた昼間の急行がすべて停車するようになり,1時間2本の列車本数が4本へと倍増します。

 

 

 ということで今回は3月16日改正の補足をご紹介いたしました。