この度、新しくQSLカードを作るべく(株)プリントパックに発注しました。これまで、100均で購入した白紙のポストカード用紙にプリンタで印刷して、発行していました。結構面倒で、それにプリンタインクの消費量が、経済的に馬鹿になりませんでした。そんな時、ローカル局から、（株)プリントパックが安価でできるとの情報をえて、検討、発注することにしました。
両者とも、現行のQSLカードで、「パーソナル編集長」というアプリを使って、作成印刷していました。上側は横浜三塔と称される、神奈川県庁、開港記念館、横浜税関で、その昔は、入港する船から目視できたそうで、目標になっていたそうです。現在も、大さん橋ふ頭のある場所から、同時に三塔がみえます。
このカードは、紙が100均で55枚、105円で売られているものを利用。でもプリンタインクの消費量が多く、やがて、下側の文字のみのものにランク下げしました。(主に、交信局数の多い、FT8で発行しています。）加えて、eQSLでの発行も併用しています。
今回、新しく、JM1DOF（100W)も開局しましたので、次の3種類をデザインしました。
横浜らしい風景をと、「みないとみらい21」の夜景を撮影に行きました。観覧車のイルミネーションが刻々と変するの何枚も撮影したものから、選択しました。また、日本丸は「総帆展帆」という行事で、すべての帆を広げたもので、年間12回、展示されますが、数年前に撮影したものです。
プリントパックへの発注ですが、まずデザインです。デザインですが、PCでアプリを使います。標準的には、「Illustlator」「Photoshop」が使われるのですが、マイクロソフトの「Word」、「Publissher」もしくは全出の「パーソナル編集長」が使えます。ワード系、イラストレーター系ともテンプレートが用意されていますが。デザインと仕上がりの関係は、やはり、イラストレーターに軍配があがります。
そんな高価なアプリは持っていませんし、買えませんので、何かないかとネットで検索してゆくと、互換のアプリがありました。「Inkscap」の無料版が使えました。プリントパックから、ダウンロードしたテンプレートを利用すると、トンボに示される範囲内に絵をいれます。また、データー面のテンプレートもあり、必要に応じて変更します。一番厄介なのは、inkscaｐには、イラストレーター用のテンプレートを利用するために、別のアプリ（Ghostscript）が必要らしく、それも、PCの環境設定で PATH を通しておく必要があるようです。両アプリとも、ネットから検索して、ダウンロードしました。PATHを通す作業は、ms-dos時代に詳しい方はよくお分かりでしょうが、WINDOWS での設定は簡単に行えます。この「Inkscap」の使い方については、Youtubeにたくさん紹介されています。
と、まぁ簡単に作成できたように思えますが、かなり苦労しました。自分の不注意もあり、スペルミスやら、枠内へ配置などを修正、入稿のやり直しをくりかえしました。挙の果て、スペル欠落のまま、できあがってしまいましたが、2000枚もあるので、ご愛嬌とばかりそのまま使うことにしました。このカードの欠落文字を見つけた方、賞金を差し上げます、・・・・・というのはウソです。
入稿は、webから行います。完成した、両面のデザインはinkspaceの機能で、PDFにエクスポートして、両面のPDFを ZIPに圧縮して入稿します。
出来上がりですが、コストパフォーマンのいい、カードでした。絵柄面4色（コールサインを二つ入れたもの）、データー面墨1色、で、1000枚で1990円でした。また、ユーザー登録することにより、2000ポイントが付与されましたので、そのポイントを使って、同じように、JA5ZZのみのコ-ルサインのカードも、1000枚依頼しました。盛りだくさんのサービスでクーポンが利用できました。そのうち、名刺100枚とポストカードとして、QSLカード（日本丸縦型を100枚作成しました。都合、実費1990円で、QSLカード3種類、2100枚、名刺100枚が完成しました。
さて、私にこのプリントパックをオファーしてくださったOM,私のデザインのQSLカードを発注し、喜んでもらっています。絵柄面は私と同じもの使用しましたが、他方の絵柄面の写真がやや暗くなってしまい、プリントパックに相談申しあがたところ、「明るく修正して印刷し、発送します。」との神対応のご連絡がありました。こんなことでは、儲けはあるのでしょうか？
このブログをご覧のかた、お考えいただいても良いのではないでしょうか？
2022-06-29 JAS5ZZ & JM1DOF