概要

 前から興味のあった、ダブルバズーカアンテナを製作しました。どんなアンテナか、よくわからない状態で、ネット検索や、知り合いの方からの情報でエイヤっと作りましたが、結果的に、ダイポール、デルタループとは性能的に、上回ることはありませんでした。

 給電部は、屋外配線のカーバーをホームセンターで見つけ利用しました。エレメントは、グラスファイバの釣り竿を使い、エレメントとなる同軸ケーブルは1.5D2Vと、1.25SQRの単線を使いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

給電部
 バランを組み込んだ、給電部で、左右のエレメントの外被、芯線に圧着端子で圧着し、スペーサーを立てて、そこで接続しています。バランは必要ないとのことですが、習慣的に、使用していますが、ここで、バラン単体のSWRが高く何回か巻き直しして良好な結果がでました。   コアはFT114 #43材でφ1mmのトリファイラ巻きとしています。

  

     

バラン単体のSWRを測定して1.1以下でした。

 エレメントを保持するグラスファイバー釣り竿は、写真の左右のパイプ部分に、釣り竿を差し込みますが、太さをあわせるために、厚手のビニールシートを、短冊上に切り巻き付けてさしこんでいます。

                                                                  

 

 

 

 

 

エレメント

寸法も、いい加減なもので、片側エレメント同軸の長さはλ/4×0.67として0.97m、先端の単線は、λ/ 4×0.95 から、同軸の長さ0.97mを差し引いた 0.35mですが、微調整のために、0.4mとしました.。概念図は次の通りです。
                       

調整

 ベランダに設置した状態で(2mのポールに取り付け)、短い同軸ケーブルでアナライザを使ってSWRが1に近づくよぅに両端のエレメントをカット、測定、を繰り返し何とか、最小値まで追い込みました。

 

 

 写真通り、(といっても見にくいですが)51.45MHzでVSWRが1.31となっていますので、まずまずと思われます。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
運用
  リグの近くに引き込んだ同軸ケーブルを接続し、ポールの長さいっぱい上げ(2m)ました。リグの接続しSWRをを測ったところ、写真のように、1..5でした(50.22MHzにて)。これ以上は追い込めないので、この状態で通信テストをローカル局にお願いしました。
比較対象は、メインのアンテナ、全長17mのデルタループ・ロングワイヤー(AH4を使ったマルチバンドアンテナ)です。

 

1. 当局(横浜市中区本牧)から横浜市西区のJR1NBZ局では、メインでは通常、59+10~15dBのレポートです。ダブルバズーカは北向きでに設置しましたが、59+10をうわ回りませんでした。逆に、相手局の方向の西向きに回してみても、かえってレポートは悪くなりました。

2. 次に、鶴見区のJE1OTB局では、メインアンテナでは、58のレポートです、56~57とやはり下回るようです。この鶴見局とはいつもラグチューをしており、9+で受信できないかとの希望がありましたが、無残でした。

 

 そんな訳けで、現在は撤去してしまいました。今度は、このアンテナのグラスファイバ釣り竿をデルタループに使ってみます。そして、続いて、7MHzのダブルバズーカを作成していますので、近じか調整テストを、裏山の公園で行う予定です。

  同軸ケーブルを提供してくださったり、助言をくださった、JA7VNT,JA2LKC両局に感謝します。