世界に一つだけの晴れの国リンドウ記念日(8月18日 記念日)
岡山県倉敷市に本店を置く、晴れの国岡山農業協同組合(通称:JA晴れの国岡山)が制定。
岡山県は全国的にも知られるリンドウの生産地で、鮮やかな青紫色や紫色、白色、ピンクなど、その鮮やかな花色とまっすぐに伸びた草姿で人気が高い。
お盆やお彼岸の仏花としてだけでなく、結婚式のブーケやフラワーアレンジメントにもよく似合う晴れの国岡山産のリンドウを、より多くの人に知ってもらうのが目的。
日付は岡山県のキャッチフレーズ「晴れの国」の「晴(8)れ」から8月で、「いい(1)花(8)」と読む語呂合わせから18日として8月18日を記念日に。
記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。記念日の認定を祝い、倉敷市のJR倉敷駅前でイベントが開催された。JAと地元生花店が協力し、リンドウと特産農産物を組み合わせた作品を展示し、消費者に花束を配った。
リンドウ(竜胆)とは、リンドウ科リンドウ属の多年生植物である。別名はイヤミグサで、胃病み草の意味。古くは、えやみぐさ(疫病草・瘧草)とも呼ばれた。秋に咲く青紫の花は、キキョウとともによく知られている。
リンドウの全草は苦く、特に根は大変苦くて薬用になる。日本では本州、四国、九州に分布し、山地、丘陵地、湿った山野、草原に自生する。
リンドウは、鮮やかな花色とまっすぐに伸びた草丈が凛とした印象を与え、心を和ませる。花言葉は「勝利」「貞操」「正義(感)」「誠実」「的確」「高貴」。
岡山県におけるリンドウの主要産地は、新見市、津山地域(津山市・鏡野町)、真庭市、新庄村。出荷時期は6月下旬から11月上旬までとなっている。リンドウの品種には「岡山夢りんどう」「ハイジラブ」「ホワイトベル」などがある。
リンドウの根は昔から生薬として重宝されていたことから、「健康と長寿」という意味が込められている。また、リンドウの紫色は「高貴な色」として好まれているので、9月第3月曜日の「敬老の日」のプレゼントにおすすめ。
JA晴れの国岡山では、岡山県の重点品目のリンドウを園芸重点品目に位置付け、オリジナル品種の導入による出荷期間の延長や販促活動の強化で産地拡大を進めている。西日本トップの生産量を誇るリンドウをより多くの人に知ってもらおうとイベントなどを実施している。