東京のど真ん中の風景がまるで・・先の終戦の時のような瓦礫の山。
当時の瓦礫よりビルが多かった分多い・・・なぜこんなことになったのだろう。
新開発による取り壊しなら部分的なはずだ・・広大な見渡す限り全ての崩壊は・・ミサイル攻撃を受けたのだろうかそれとも大きな地震で崩壊したのだろうか‥経緯の判らないまま・・元の職場を探している自分がいる。
瓦礫の陰から見知った先輩が知人と話しながら出てきたので大きな声で呼ぶのだが・・聞こえないのかこちらが見えないのか見向きもしないで行ってしまう。
もっとも・・その先輩はもうとうに亡くなっているはずの人だが若く見えた。
元の職場のあったと思われる場所の近くに露店が掘っ立て小屋ででていた。
そこの女性に・・ここは○○という会社のあったビルがありませんでしたか・・と聞いている。
しらないなーと・・すると別の女性が・・あたしは知ってるよ・・確かにあったよと言う。
その残った場所にはエレベーターだけが残っている。
ビルは無いのにエレバーターだけ残った。
そこに毎朝大勢の人が来て・・乗り込むんだそうだ・・・そして大勢消える。
夕方になるとそのエレベーターから又大勢降りて‥どこかへ消えていくそうだ・・。
あれだけ大勢いるんだから・・誰か店に寄ってくれればいいのにね・・と言っていた。
そのエレベーターに乗ってみますかと言ってきた・・どうしようか迷っていると・・私もどうなってるのか知りたいから一緒に乗りませんかと言ってきた・・・。
嫌、止めていくよ・・・幽霊の乗る幽霊が務める会社へ行っても・・帰れなくなるだろうから・・・。そう言ってそこを後にした。
家に帰りたい・・電車が無い・・地下鉄も無い…臨時のバスが運行していた・・。
バスに乗って壊れたガタガタ道を帰ってきた・・・・。