ふとした思い付きで「餃子の王将」でも「スタンプラリー」的なことができると気付いた.

 

 「餃子の王将」では,例年(暦年の)下半期に翌年末まで5%引になる「ぎょうざ倶楽部」会員カードなどが貰えるキャンペーンをしていて,そこで500円ごとにスタンプが捺されるカードが使用される.

 ちなみに,上半期にもその年末までの会員カードが貰えるキャンペーンが実施されるようだが,既に会員カードを持っていると7%引になる「ゴールド会員カード」と交換できる仕組になっている.

 会員カードもさることながら,そこに至るための「スタンプカード」に捺されるスタンプには,一応「店名」(結構略されることが多い)と「日附」(これも省略されることがある)が入っている.ある意味「スタンプラリー」としては成立しそうだ.

 

 また,特に「餃子の王将」ではPRしていないのだが,一応「店番号」が存在する.

 公式サイトの「店舗情報」で,各店のページのURLの末尾に「数字4桁」が入っており,これは店舗のレシート上でも日時の後に「####01」と印字されるから,そこからも確認が可能だ.

 

 筆者としては,これまで「餃子の王将」を利用する機会が少なかったが,記憶にある限りで数店舗に行ったことがある.

 

 「餃子の王将」では,店舗ごとにメニューや価格が違う,という特徴があることは聞いていたので,それを比較することも面白いかも知れない.

 この点から,フランチャイズ(FC)店が多いのかと思いきやそうではなくて,直営店のほうが多いように思う.

 直営店なのに,店舗ごとにメニューが違うのも珍しいが,そもそも「基本メニュー」が地方ごとに別設定されている.

 「北海道・東北・関東・甲信越(沼津を含む)」「北陸・東海・関西・四国・中国(岡山・鳥取)(飯田を含む)」「中国(広島・島根・山口)・九州」と大きく3つに分けられている.

 

 実は,初めて行った「餃子の王将」は,地元の関東ではなく「難波西店[1065]」だった.

 新型コロナウイルス感染症の騒ぎが始まった直後の2020年2月に,長男と関西の「鉄道の旅」に出た際,どこかで夕食を取らないと……と探した結果,辿り着いたのがそこだった.

 ただし,この時はそんなことなど全く意識しておらず,時間帯や場所的に営業している飲食店が少なかったことと,たまたま前を通りかかった,というだけのことである.

 

 その後,ちょくちょく近隣を中心に「餃子の王将」に行くことはあるものの,普段の行動範囲の中にはそんなにいくつも店舗がある訳ではないので,「スタンプラリー」としては物足りない.

 

 そこで,たまたま時間的な「隙間」が生まれ,かつあまり混まないであろう時間だったので,今回は「普段あまり利用しないであろう」店舗に行ってみることにした.

 

 それが「有楽町国際フォーラム口店[2184]」である.

 

 ここは,JR東京駅と有楽町駅の間のガード下,レンガ造りの高架橋の「アーチ」の形状をそのまま使った店舗だ.

 

 そして所謂「餃子の王将」の普通の店舗とは異なるコンセプトで営業する「GYOZA OHSHO」というブランドで,関東では現在ここだけらしい.

 公式サイトによると,「女性の感性で生まれた寛ぎスペース」「バルスタイルをイメージした創りで開放感と賑わいを演出」「街並に融け込んだ寛ぎの空間をご用意しました」「体に優しく心においしい料理」「栄養バランスにもこだわった一品料理やデザートなどGYOZA OHSHO限定メニューを展開」「様々なシーンのニーズにお応えするようにワイン、カクテル、サワーなどドリンクメニューも豊富に取り揃えました」などとある.

 

 

 なるほど,確かに「その辺の『餃子の王将』」とは雰囲気が全く違う.

 カウンター席みたいなのも数席あったが,ほとんどはこの長いソファと,テーブルを挟んだ椅子で構成されている.

 

 時間帯的に中途半端だったのか,かなり空いていた.

 ただし,基本的に大抵待ち時間が発生する混雑店らしい.

 ちなみに,最初の写真は東京駅側から来た方向だが,有楽町駅から来るとこんな感じになる.

 幟と立て看板のせいか,ちょっと違った雰囲気になる.

 

 メニューはそもそも店舗ごとに違っているのだが,ここは特に違う.

 17時までと,かなり長い時間「ランチメニュー」の設定があるので「餃子ランチ(シングル)」をオーダー.

 サラダに杏仁豆腐も付いている.

 箸の袋も「GYOZA OHSHO」のロゴ入り.

 生ビールも,いつもの「餃子の王将」のジョッキじゃない……けど,ちょっと量が少ない?

 飲んでいるうちに,物足りなくなったので「締め」として,ここのオリジナルメニューらしい「YRC鶏白湯ラーメン」.

 「YRC」って,何……!?

 もしかすると「YuRakuCho」なのかも…….

 で,それなりのお代になったが,右下に「1名」ってあるのに,どうして「生ビール」が2杯で,「2杯目生ビール」が1杯って,どういうこと……!?

 恐らくオーダー時の入力ミスだろうが,そんなのエラーチェックできそうな気もするのだが.

 

 で「スタンプカード」に捺された店名印は「有楽町店」とだけ.

 ちょっと味気ないが,これが「王将クオリティ」なのは,ここまで数店舗しか行ってないけどわかってきた.

 

 王将のボリューム感では,流石に「はしご」は厳しいから,まあ,機会があれば……というスタイルで細々と続けようかと.