長女のdocomo回線を「irumo」の0.5GBから3GBに変更することにした.

 

 「irumo」の場合,0.5GBプランの基本料金は月額550円(税込)で固定になり,何をしても割引にはならない.要するに「(所謂)『ギガ』は絞り込むけど料金はMVNO並に抑え込む」という趣旨なんだろうと思う.

 ところが,3/6/9GBの場合は「みんなドコモ割」は適用にならないものの,その「回線数」としてはカウントされる(0.5GBはこれもノーカウントになる).そして「dカード払」や「ドコモ光」の割引は適用されるので(0.5GBはこれも(ry……),3GBの場合に全て適用すると月額基本料金は何と880円(税込)になる.つまり0.5GBとの差は300円+税しかないのだ.

 それでいて「みんなドコモ割」のカウント対象にもなるため,現在は筆者の「3号回線」(旧・ギガライト)とXYLの回線(irumo・3GB)だけしかなく,ギガライトが550円引になっているに留まっているが,これが1,100円の割引になって倍増する.

 つまりトータルでは「通信量が増えるのに220円安くなる」ということになる.

 

 それだけではない.

 「irumo」は基本的に「5G」契約なのだが,0.5GBプランだけは「強制的に4G接続しかできない」という制限が掛けられている.更に,月間のデータ通信量が契約を超過すると,通信速度に制限が掛かるのだが,制限後の最大速度が3GB以上のプランだと300kbpsなのに対して,0.5GBは128kbpsと更に厳しくなるのだ.

 そのため0.5GBは,正直なところ「非常時のための保険」とか「電話番号の維持」のためのプランと言えよう.「eximo」の場合はキャリアメールが「標準装備」だが,「irumo」はそれもオプション(330円/月)なので,メアドの維持という目的としては微妙である.

 

 一方で3GBあれば,例えば筆者程度の使用頻度だと(複数回線を使い分けていることもあるが)充分カバーできる.

 長女が主にデータ通信に使用しているY!mobile回線の状態が良くない時に備えての「予備」という位置付けならば,必要十分だと思われる.Y!mobileだって「15GB/月(繰越あり)」のプランで足りているので,月に数日程度(の割合)なら大丈夫だろう.月3GBで880円というのは,それこそMVNOと変わらないのみならず「楽天モバイル」よりも安いのだ.

 

 まあ,筆者(の1号回線)や長男の回線をdocomoにMNPする時にでも,とは考えていたのだが,色々とあって現在は「保留」中になっているため,取り敢えず長女の回線の料金プランを変更して対応することにした.

 所謂「ひかり電話」とか「ホームルータ」系などの割引は他社にもあるのだが,個人的にはdocomoのが一番(そもそもの料金体系を含めて)わかりやすい,と感じているし,今後MNPで回線契約に異動が生じても,恐らく(家族内に)docomo回線がない,という状態は発生しないだろうから(auやSoftBankの場合は充分にあり得るが),携帯電話キャリア系に「転用」するならドコモ一択ではあった.