どうやってもKDDI回線に接続できなかったSoftBank版「AQUOS zero6」(A102SH)のAPN設定を,docomoの「プロ」と称するおにーさんが,やや強引ながら繋がるように設定してしまった.

 

 最早「パルプンテ」を掛けられたかのように,突如として繋がってしまったスマートフォンを前に,おねーさんと二人で「どうします?」と固まってしまった.

 結局,(せっかく繋いでもらったので)暫くそのまま使うことにはしたのだが,docomoにとっては何のメリットもないのも申し訳ない.

 

 このところ,XYLと長女のau回線がdocomoにMNP転入したことで,家族内でのdocomo回線が4本まで増えたことでもあるし,自宅の「ひかり電話」を「NTTフレッツ」から「ドコモ光」に転用でもするか.そう言えば,先日もその手の「営業電話」が掛かってきてはいた.

 尤も,その手続はおねーさんの担当外のようではあったが,何もしないで帰るよりは良かろう.

 

 「ドコモ光」の担当に繋いでもらい,ブースも移動.

 現在の設備をそのまま「転用」するだけなので「工事」はないのだが,切替日は2週間後以降で指定することになる.

 NTT東日本の転用番号センター?に電話したところ,その切替日までに「貯まっているポイントを使い切ったほうがいいですよ」と言われ,そんなポイントがあることを初めて知った.

 また,この「ひかり電話」は,十数年前にこの家電量販店の別店舗でPCを買った時に契約したままになっていたのだが,改めて確認すると,結構「余計なオプション」が付いていたことが判明.後日整理したほうが良さそうだ.

 回線契約が100Mbpsのままですが,いいですか? と訊かれたものの,今のところそれで困ることはない.であればホームゲートウェイ(HGW/ONU+ルータ)もそのまま使えるので,支払先がNTT東日本からNTTドコモに変わるだけ,と思えばいいらしい.

 

 その流れの中で「ひかり電話」もドコモにして,携帯電話も4回戦あって,かつ支払いが「dカード」になっているなら,ゴールドカードにしたほうがいい,と言われる.

 これでも「クレジットカードヲタク」の端くれなので,その点には気付いていたものの,諸般の事情により「新たなクレジットカード契約」をすることは自粛していた.

 しかしまあ,これは同一イシュアにおける「契約変更」なので,基本的にはCICなどの「個人信用情報機関」への「照会」履歴は「新規申込」ではなく「途上与信」になり「成約」情報も大きくは変わらない(極度額が変更になる程度の)筈だ.

 

 クレジットカードについては,いつかこうなると思っていたので「この際に」となったのだが,固定電話も「ドコモ光」に寄せることで,0.5GBの「irumo」を除き,docomo回線がそれぞれ1,100円/月ずつ割引になるのは大きい.

 「みんなドコモ割」の適用外である「irumo」3GBも,こちらは対象になっている.

 

 元々,NTT東日本の「フレッツ光」の料金は,「NTTグループカード」で支払っていたのだが,このカードのサービスが,今年の夏で終了してしまった.

 

 

 そこでこれも「dカード」から支払うように変えていたのだが,結果として「電話・通信系」の多くが「ドコモ経済圏」に収斂したことになる.

 「dカード」自体は,現在のように「dポイント」や「d払い」がここまで普及するとは予想もしていなかった時代に,クレジットカード・マニアの「性(さが)」として,往時の「DCMXカード」として申し込み,ほぼdocomo回線の支払に特化して使っていたのだが,今や(筆者が持つ数十社のカードイシュアの中でも)一躍「主要カード」の仲間入りである.

 

 こうして結局,携帯電話回線としての「組合せ」としては,何も変わらないままだった.

 

 最後に残ったのが,爆発寸前の「SH-RM18」をどうするか,だ.

 

 量販店にある「楽天モバイル」コーナーに行ってみたものの「保障入ってないんですか?」と言われるだけ.

 しかも「市中の修理やっているお店に出すくらいしか……」と言うのだが,近くにあると「紹介」された修理屋に行くものの「ここではiPhoneしか取り扱っていません」と言われる始末.やはり「楽天」のクオリティって,こんなものと思って使うしかないようだ.

 

 自宅近くでAndroid端末の修理もやっている,という店を見付けて行ってみたものの,既に市中に出回っている部品がなく(発売から2年ほどの端末なのに),修理できない,と断られた.

 自宅近くの「楽天モバイルショップ」に寄ってみたら,「SHARPスマート保守センター」なるものの連絡先を教えてくれたので,そこに連絡.取り敢えず出してみることになる.

 尤も,確実に修理できるかはわからない上に,バッテリーの交換だけで済んでも12~15K円程度,基板等にも影響が及んでいて取換となれば,その数倍掛かるかも知れない,とのこと.仮に見積で修理取り止めとなっても,5K円ほどは掛かるがいいか,と確認された.

 SHARPのバッテリーについては,トラブルとして話題になることが少なくない印象があるのだが,これが自然故障というよりも「不具合」によるものだった場合はどうなるのだろう.保証期間は過ぎているとしても,PL法上の「製造者責任」を免れることができるのだろうか.

 

 それはともかくとして,この「SH-RM18」を修理に出すに当たり,端末初期化を求められた.

 つまり,そのまま残っている楽天モバイルのeSIMもどうにかしなければならない.

 勿論,他のデータなどもバックアップを取って退避させる必要があり,恐る恐る電源を入れて作業する.

 

 楽天モバイルのeSIMを,他の端末に入れ替えるためには「再発行」の手続が必要ではあるが,新端末に楽天モバイルアプリをインストールして,Wi-Fi環境下でログインすれば単機で完了させられる.

 これもSoftBank版の「A102SH」に入れてしまえば,これまでと同様の使い方ができるものの,auSIMを入れるのに苦労したこともあって,ちょっと考えた.

 

 そもそも,楽天モバイルの場合は,サービスエリア外について未だに「auローミング」で対応していることが多く,KDDI回線とは「一蓮托生」な部分が少なくない.

 つまり,未だに「KDDIのMVNO」的な性格が残っており,「au+楽天」という組合せは「複線化」としてはあまりお勧めしないようなものなのだ.

 

 そう言えば,auの3G停波に伴う「巻き取り」に際して,1円で買った「AQUOS wish」(SHG06)が余っていたな,と思い出す.

 実際には,時折「実験機」として使用してはいるのだが,恐らく寿命的には,未だにそれほど消耗してはいないと思われる.

 

 au版の端末なので,楽天モバイルとの相性は悪くない筈なのだが,やはりAPN設定は手動で行う必要があった.

 また,前述した「Band28」には対応していないようで,仮に楽天モバイルが「プラチナバンド」のサービス提供を開始しても,それを使うことができない.

 

 「Band28」は,帯域幅も大きくない上に,地上デジタルTVなどと近接しているため,色々と「制約」が大きいバンドではある.そのためか,3大キャリア全てが「Band28」を利用しているにもかかわらず,ハイエンド機以外では非対応なことも多い.

 要するに,3大キャリアからは「それほど重要ではないバンド」という見られ方をしている,とも言えそうだ.

 各社における「プラチナバンド」のメインは,docomoなら「Band19」,auなら「Band18/26」,SoftBankなら「Band8」ということになるらしい.そのため,現時点で「auローミング」前提の楽天モバイルの場合も「Band18/26」に対応していることが条件になる(「Band18」は「26」に包含されているので,どちらかに対応すれば問題はない).

 

 楽天モバイルの「プラチナバンド」が.実際にサービス開始されるまでは暫くかかるだろうから,それまではこれでいいかと.