例えば、新しいスマホにその時の気分でカバーをつける。


これ、立派なカスタマイズです。


カスタマイズとは、「既存のものに手を加えること」「自分好みに作り変えること」だそうです。


ボクは、乗るバイクに、『キッチリと止まれる事』をいつも求めます。


その時に、フロントサスがフルボトムしてしまってはコントロールできないので、


フロントサスペンションの強化も併せて行います。


現行のカブシリーズが、フロントのディスク化を行ったのは、ストッピングパワーの強化よりも


ABS搭載のためだったようです。


ストッピングパワー強化であれば、φ130のドラムブレーキを前後に搭載すれば良いだけです。


実際、郵政カブや、カブプロなどは、リヤがφ131仕様となっています。


ボクは、すでにJA07に採用されていたφ130のブレーキをドーピングしています。


そして、ブレーキについて調べていくうちに、JA10のクロスカブのリヤにもφ130仕様となっていることに気づきました。


JA10同士。同型。あちこちの寸法を調べて、導入できることに気づいたのです。


ただ、リヤアクスルが寸法違いだったので、スイングアームごとのドーピングになりました。


さらに、フロントの強化スプリング交換、油面調整。リヤサスはこの間、再セッティングを行いました。


あとは、タイヤを少しだけ太くするのにリムの履き替えを行い、フロントは+10mm、リヤは+21mm、幅が広くなりました。


ブレーキの互換性について調べるのに役立ったのは、キタコのブレーキシュー/パッド 互換リストでした。


違う車種でも、同じシューの型番ならば互換性があるということです。この調査は面白かったです。


タイヤは、メーカーのサイトを学びました。直接電話もしたりしました。



バイクは、アクセルを開ければ簡単に明後日の方角へと加速してゆきます。


でも、それを制御できなければ命、幾つあっても足りません。


SRX時代、狭いワインディングで、アクセルを開けられないうちにブレーキング、というコーナーを幾多数多経験してきました。


そこで体感したのが、『パワーを前で操る』ということでした。


底突きしないサスペンション。ロックさせないブレーキ。路面から逃げないタイヤ。


それらを追求したカスタムこそが、キングオブストリートとなれるのです。


これが完成したら、あとはノーマルでもよし、ボアアップでもよし、お好きなように、という感じです。


でも、このカスタマイズ、外からは全く見えません。 自分が言わなきゃね。。。。。


だから他人に伝わらなくて上等!ってわけです。