母が、今日、80歳を迎えました。

お祝いではないですが、父がみんなですき焼きを食べたいと言ったらしく、ボクも2ヶ月ぶりに実家へお呼ばれしました。

食後、父が、その昔、28年前らしいのですが、母親の趣味でもあった一眼レフの代わりに高級コンパクトカメラを買ってあげたそうです。

CONTAXのT2というモデルですが、まさかのCONTAXユーザーだったボクはその存在さえ知らされず、

憧れのカメラが出てきて興奮を隠せませんでした。



母は、2〜3万くらいだとずっと思っていたらしいのですが、そんなことを知らないボクが、ケースに挟んであった価格表を何気に取り出してしまい、

『へーこれ、12万もしたんだね』と。。。。。

母はびっくり、父はしどろもどろ、ボクは状況を察し。。。。

でも、ボクからしても、このカメラを使いこなしていた母はすごいと思いました。

ボクも、写真コンテストの受賞経験があるほどカメラ馬鹿だったのでよく分かります。

そして、母は、『良い機会だからあんた、これ、持っていきなさい。カブで持って出て、月にフィルム1本くらいは写真、もう一度初めてみたら?』と

逆プレゼントをされてしまいました。




確かに、忘れられない日に大切なものを受け継いだこと。

この思い出こそが、母の記憶へのプレゼントになったのでしょう。

最高の晩となりました。