JA10は、ノーマルが14T−35Tの組み合わせです。
それを、中高速使用のフロント15Tに変えて2年ほど走りました。
しかし、今の土地のアップダウンでの坂道発進。
バイパスでの先頭どり
上り坂での先行車の失速のお付き合いで再び加速、など。
15Tでの不利な場面が顕著化してきました。
15Tは、そもそも高速走行のバイパスを想定して選んだ歯数でした。
しかし、実際は、高低の激しいこの街ではそぐわなくなってきたのです。
さて、14Tに変えて、いつもの道をいつものように走ってみました。
信号の青、坂道の減速、登り下りの連続、どれも難なくこなしてゆきます。
それは改造したカブではありません。HONDAが作ったノーマルのカブです。
HONDAが想定した、タウンユースのギア比なのです。
ボクはいかに長い間、乗りにくいカブに乗っていたのでしょうか?
駆動系はしばらくDIYをしないので、ショップに持ち込み、チェーン調整をお願いしました。
やはり、左側が狂っていたそうです。お金を払うべきところです。
2速で60km/hまで達します。
15Tではそこまでいきませんでした。
帰りの急な上り坂。
計測ポイントの地点まで、15Tでは60km/hをクリアできませんでしたが
14Tでは最も簡単に吹け上がって、60km/hを超えてゆきました。
15Tは60km/hからのギア。それ以下は使い物にならないことが身に染みてわかりました。
HONDAの本気。カブで最高速など愚の骨頂。
快適に街乗りでストップアンドゴーを繰り返す、そんなバイクに仕上げてあるのです。
メーカーの思惑に従えば、快適なバイクライフが送れる。
当たり前のことを長い時間をかけて学んだ次第です。