感情的な文章になる前に


事故に対する保険会社のスタンスを順を追って見ていこう。


今回は物損事故。こちらが100%悪い。


だから話がある意味まとめやすい。


割合や比率が交錯したら保険会社のお手のものになってしまう。


HONDA技研工業お客様センターに問い合わせたところ


当該車両の部品供給は終了しており、部品の価格もお答えできません、とのこと。


これ、覚えておいて下さい。


当該車両はHONDAスペーシー250フリーウェイMF03。1997年製でした。


新車だったのか中古購入かはわかりません。


グーネットでは¥248.000〜¥498.000で取引されています。


しかし、保険会社の査定員の評価は全損。


当該車両の販売価格は¥430.000と見做される(これは前述のHONDAも同額)ので


¥43.000の価値しかありません。


さて、ここからです。


父の保険会社のHPにはデカデカとこうありました。


『保険金を受け取るなら所有は保険会社へ移行。経済的全損(あとで説明します)であっても

基本的に修理して乗り続けることはできません』


全損には2種類あります。


① 物理的全損 これは読んで字のごとくめちゃめちゃに壊れてしまった場合です。


② 経済的全損 これは、修理費が、現状の車両の評価額を超える場合です。



②について解説を加えます。


今回のように26年前のビッグスクーターでしかも希少色。


マニアの間や中古車市場では価格に色がつきものです。


つまり“プレミア価格“がつきものです。


早い話、当時もののCBX400Fが、¥70.00.000で売られていようと


事故すれば,発売当時の価格、¥485.000が基準になり、


まさかの全損でも¥48.500しか考慮されません。



今回も同じ展開でした。


しかし、です。


請求額が¥80.619ときました?


この価格はなんぞや?


ちなみに内訳は工賃が¥13.000。部品代が¥67.619とのこと。


馴染みのHONDA代理店に話したら大爆笑でした。


フロントシールド、フロントカバー、ミラー、ハンドルの交換らしいです。


大元のHONDAさんが値段を出せないと言っている中


ならば中古かとネットサーフィンしても


合計で¥15.000行くか行かないかの金額。


それに工賃も、件の社長曰く、『スクリーン一つ外せる工賃にも足りない額』とのこと。


さらに、当時のMF03はショートバイザーがノーマルでしたが、事故車はロングバイザーを装着


保険屋さんってアフターマーケットのパーツにも査定対象にするんでしょうか?


おまけに父の保険屋、『今回、保険をご利用なら、年ごとに¥25000プラスで3年間のお支払いが発生します』とか。


今日は交渉できないから社名は伏せますが、ことの成り行きでは社名公表いたします。


だって、『全損認定』のバイクになぜ修理費が必要?


普通、その時点で壊れたバイク引き上げてしまうでしょ?所有権が移るんですから。


ボクはなんだかんだでこのまま乗り続ける算段なんじゃ無いかなと疑ってます。


なので、保険屋さんに、『保険払うんで、登録抹消証明書のコピーの提出を請求』するつもりです。


そして、¥80.619でなく、¥43.000までなら支払います、と伝えるつもりです。


さて、どうなるやら。。。。。