就労継続支援 A型とB型の違いは、あまりよく理解されていないようです。『要は就職訓練でしょ?』という認識がほとんどでしょう。しかし、かなりの違いが存在します。
違いは雇用契約の有無となりますが、言い換えると就労継続支援A型はある程度安定した通所と
作業ができることが必要なため事業所に合わせる必要があります。精神的な波がある方にはお勧めできませんし
賃金も最低レベルなのでもちろん自立した生活などできません
変わって、B型作業所は自分自身の体調や精神状態に合わせて利用ができるということになります。
就労へのリハビリ程度の内職作業やプログラムが組まれています。受け取れるのは何百円単位です。
一方、就労移行支援は、「一般企業への就職に必要な知識・スキルを身につけるための訓練の場の提供」、「就職活動に関する支援」を目的としています。
就労継続支援A型・B型は、一般企業での就労が難しい方に「働く場の提供」、「企業への就職に必要な知識・スキルを身につけるための訓練の提供」を目的としています。
就労移行支援のように「企業に就労するための訓練」や「就職活動の支援」はあまり充実していません。
つまり三つをまとめると以下のようになります。
すぐに一般企業への就職を目指したい方は就労移行支援
まずは一般就労ではなく福祉的就労で働き収入を得たい方は就労継続支援A型
就労に向けたリハビリを兼ねて働きたい方は就労継続支援B型という事になります。
なので無駄な作業をさせられる事なく、就職活動に専念できる環境として
就労移行支援を選択したのです。
しかし
思いがけない制度の壁が立ちはだかるのでした。