何もかもが
愛しいんだ
現実という名前の偽りの世界で
自らを心という名の牢獄に閉じ込めた
大切なことを感じるために
目まぐるしく移り変わるこの世界では
うまれてきた其の目的を忘れてしまう
偽りの現実に疲れたならば
そっと立ち止まり
暮れてゆく空を眺めてほしい
あなたの魂の奥深くに燃えている
儚くみえても永遠に燃える魂が
沈みゆく空にも映えているだろう
晩秋の寂しさは
人生の其れに似ている
なんて美しい景色なんだろう
空に映る流れる雲や夕日
その全てが
貴方の生きてきた証し
だから今日も
素晴らしい夕日を涙でおくるよ
くずりゆう