今年も田んぼに水が引かれ






カエルたちの季節がやってきた







それぞれの美声を競い合って






命の輝きを発露する






辺り一面に響くカエルたちの歌は






広大な銀河に広がる





星たちの輝きに似ている






そのどれもが永遠にみえて







限り無く広がっているようにみえていても






その場所に現れた限りある奇跡の光り







観察している者が去った後も






その姿は美しく変化しながら






広大な銀河の中で光り輝き







宇宙に広がる生命の繋がりを伝える






有限であることで







無限の可能性を伝えてゆく







わたしたちの人生に似ているのは






おなじ光りの生命だから







だからこそ全てが愛おしくてたまらない











くずりゅう