無 心 舞 踊本日も無事に仕事を終え檜の浴槽につかりながら入浴し身体を清め白装束を身に纏い活きよい佳く燃える松明を頼りによく磨かれた能舞台にて歓喜の舞をひとつ輝く星たちの下披露させていただきました我が舞台を見るものは幾つかの虫たちのみ彼らの詩いには我が拙き舞は心細く時の流れる音だけが静けさを打ち消す流る小川には遅い蛍が一人で天を目指すわが胸の内の鼓動に感覚を集中しその鼓動が指先にまで巡り来ることを思う生かして頂いて ありがとう御座位ます九頭龍∞